本コースを走れるのみならず、講師陣のGTトップドライバーによる丁寧なアドバイスや同乗走行、発表されたばかりのゴルフ7GTIの試乗、さらにはこのイベントに参加することで富士スピードウェイのライセンスまで取得できてしまうという、走りが好きなフォルクスワーゲン&アウディオーナーにとっては夢のようなイベントです。
しかも、当日は富士スピードウェイをほぼ貸切り状態! あんなに静かでゆったりとした富士は初めてでした。
ところで、ポロでサーキットを走行するのは今回が初めて。富士スピードウェイ本コースを走行するうえで、ごくごく基本的なところのみバージョンアップを行うため、まずはいつもお世話になっているmaniacs STADIUMへ。
準備万端でいよいよ富士スピードウェイへ。ずっと気持ちの良い秋晴れが続いていたのに、よりによってこの日の予報は雨。朝6時前に東京を出発したときは予報通りの雨で気持ちが萎え気味でしたが、富士スピードウェイ東ゲートについた頃には、雨も上がり雲の隙間からは青空も!
12:10、先導車についてAパドックに戻り、そのまま本コースに。コース状況の確認と下見を兼ねて約3周のパレードラン。これもワンメイクドライビングレッスンならではの企画です。
ここで午前中のプログラムは終了。Aパドックにあるレストランで参加者のためのランチバイキング! ここでは、講師陣も交えてお互いに自己紹介などをしたのち、車やサーキットの話に花を咲かせていました。
昼食を終えたらいよいよ本コースでのフリー走行の時間です。これを楽しみに多くの方は参加していたと思うのですが、なんとこの頃から雨が......
同乗走行のあとは、良いイメージを持ったまま自分のクルマですぐに走り出すことができるのでスキルアップ間違いなし。今回はウェットでしたので、プロのGTドライバーの講師陣がサービス精神で若干?スリルも楽しませてくれました(笑)
富士スピードウェイ本コースをを自由に走ることもOK、ラインを学ぶこともOK、同乗もOK。いままでもいろいろなイベントに参加してきましたが、こんな贅沢な状況は初めてです。
今回行ったのは、ブレーキパッド&オイル交換、4点式シートベルトの取り付け、そして、リモコンドアロックアンサーバックの装着(笑)
ブレーキパッドは「iSPEEP IS3000」。タイヤがノーマルのままなので、あえてこのIS3000を選びました。普段使いでも非常に微調整がしやすく扱いやすいブレーキパッドです。
オイルは「PETRONAS SYNTIUM5000 5W-30」。 フォルクスワーゲンオーナーにとっては、あまり馴染みのないオイルですが、F1を好きな方はよくご存知の世界的には超メジャーなオイルです。一般的にはBMWのイメージが強いオイルですが、ポロとの相性もよく粘度の違い以上にエンジンのフリクションを低減させてくれている感じが掴み取れて、特にシフトダウン時が気持ちの良いオイルです。
オイルは「PETRONAS SYNTIUM5000 5W-30」。 フォルクスワーゲンオーナーにとっては、あまり馴染みのないオイルですが、F1を好きな方はよくご存知の世界的には超メジャーなオイルです。一般的にはBMWのイメージが強いオイルですが、ポロとの相性もよく粘度の違い以上にエンジンのフリクションを低減させてくれている感じが掴み取れて、特にシフトダウン時が気持ちの良いオイルです。
4点式シートベルトは、以前GTIカップで使用していた「WILLANS」のシートベルトを取り付けました。装着にあたってはアンカーを取り付けるためにシートレールに加工をしなければなりませんが、今回もmaniacsの熊澤メカが美しくきっちりと仕上げてくれました。
最後の「m+ リモコンドアロックアンサーバック」は、富士スピードウェイの広い駐車場でも愛車を見つけやすくするために装着しました。他の車に隠れてしまいがちなポロも、これがあれば居場所を音で教えてくれるのでとても便利。静かな住宅地ではミラースイッチでOFFできます。
このまま一日持ってくれることを祈りつつ集合場所の6番ピットへ向かいました。
さまざまなフォルクスワーゲン&アウディがぞくぞくと集まってきます。今回の参加台数はほぼ定員いっぱいの40台弱。パドックには試乗用の新型ゴルフ7 GTIやアウディRS 5などが待機していて、そのクルマ達を見ているだけでも楽しくなります。
9:30から予定通りにブリーフィングがはじまりました。ここでは、コース・走行内容の説明、講師の紹介やプログラムの説明、そしてフラッグの種類や意味などもじっくりと時間をかけて丁寧に説明をしてくれます。サーキット初心者のみなさんも安心されていたようでした。
ブリーフィング後すぐに第2駐車場の特設コースに移動。2組にわかれてパイロンスラローム走行と新車試乗会が交互に行われました。パイロンスラローム走行では、まず講師のプロドライバーが自分のクルマを操縦してくれて、その様子を助手席から確認。それだけでうれしくなります。
それから時間いっぱい何周でも自分のペースで走ります。その間、コース上から走りをチェックしている講師陣からのアドバイスが、FM電波を通して伝えられます。普段気づくことのない自分の癖を微調整する良いきっかけにもなりました。
それから時間いっぱい何周でも自分のペースで走ります。その間、コース上から走りをチェックしている講師陣からのアドバイスが、FM電波を通して伝えられます。普段気づくことのない自分の癖を微調整する良いきっかけにもなりました。
12:10、先導車についてAパドックに戻り、そのまま本コースに。コース状況の確認と下見を兼ねて約3周のパレードラン。これもワンメイクドライビングレッスンならではの企画です。
しかもフリー走行の時間が迫るにつれ強さが増していき、フリー走行のブリーフィングが始まる頃には完全なウェットになってしまいました。
とはいえ、ウェットだからこそ学べることはたくさんあります。ある意味チャンスです。
とはいえ、ウェットだからこそ学べることはたくさんあります。ある意味チャンスです。
ブリーフィングの際に講師から徹底的に教えてもらった危険ポイントをしっかり押さえて走れば、何の問題もありません。
今回のフリー走行は20分×3本の合計60分。この3本の間、自分のクルマで自由に走ることはもちろん、講師のドライブする先導車の後についてラインを学ぶこともできますし、朝のうちに申し込めば、同乗走行用のクルマで講師のドライブするゴルフ7GTIにも同乗することができます。
富士スピードウェイ本コースをを自由に走ることもOK、ラインを学ぶこともOK、同乗もOK。いままでもいろいろなイベントに参加してきましたが、こんな贅沢な状況は初めてです。
午後から本降りになっていた雨も、参加者のみなさんの思いが通じたのか、2本目が終わったころから徐々に弱くなり、しばらくすると完全に上がりました。ただ、止んでる時間は短そう。3本目が始まる頃にはまた降り出してしまうのか......
すると、富士スピードウェイの事務局の方が3本目を少し早くスタートさせてくれるというではありませんか! 少しでも良い条件で走ってもらいたいとの気持ちからだったそうです。 こんなことは通常ありえません。これもほぼ貸切りだからこそできることなのでしょうね!
おかげで最後の3本目は、雨の上がった(路面はウェットでしたが)富士スピードウェイ本コースを満喫することができました。
このような天候でしたので、今回取り付けたパーツやいままでに取り付けていたパーツ、そして現在のポロGTIの実力を試しきることができなかったのはちょっとだけ残念でしたが、それはまたの機会で。
いつもそうですが、フォルクスワーゲン&アウディのオーナーは、スキルの違いはあっても皆さん本当にジェントルな方たちばかり。今回のようにとても難しい天候の中でも、お互いに気遣いあい、事故もトラブルもなく全員が無事に楽しく終了できたのはとても素晴らしいことだと思います。
最後に、めったに歩けない本コース上で参加者全員で記念撮影をし、すべてのプログラムを終えました。
ちなみに、イベント中にプロのカメラマンが撮ってくれた走行写真が、後日参加者の自宅に送られてくるそうです。
ちなみに、イベント中にプロのカメラマンが撮ってくれた走行写真が、後日参加者の自宅に送られてくるそうです。
富士スピードウェイのみなさん、ル・ボランのみなさん、そして丁寧にアドバイスをしてくださった講師陣......皆さん全員の気持ちのこもった素晴らしいイベントでした。
なお、今回のイベントの模様は、10月26日発売の「ル・ボラン12月号」に掲載されますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください!
(Text by T.Nishijima)