(撮影協力=TOYO TIRES ターンパイク)
今回、アルミホイールを選ぶにあたって、押さえておきたかったポイントがいくつかあります。
・色はブラック(もしくはダークグラファイト) ※リムがシルバーならベスト
・サイズは17インチ......バランス優先で
・リム幅は7.5J
・オフセットは40mm以下
・重量が純正ホイールよりも軽いこと
前回のGTI lifeでもお話をしたように、ポロGTIをより自分好みにモディファイするにあたっての最優先課題はタイヤ&ホイールをもう少し外側に出し、可能なかぎりタイヤをクルマの四隅にもっていくことでした。リム幅とオフセットは、それをクリアするために必須条件です。
ゴルフ系とは違ってポロ用のホイールは選択肢が非常に少ないのが現状です。そんななかで、最も気になっていたホイールはレイズの「C345」でした。なんとあの超軽量ホイール「
一度は履いてみたかった、リムがシルバー系の黒ホイールは、ポロGTIによく似合っているだけではなく、ホイールそのものが画像で見るよりもデザインがすっきりしているように思えます。正直デザインの方向性は好みと少しずれていましたが、実際の装着バランスは抜群でした。ホイールデザインはやはり奥が深いものです。
計算上は、片側約14mm外側に張り出したホイール&タイヤもキレイに収まって、なんだかうれしくなりました。ようやくポロが「自分のポロ」になった実感が湧いてきました。
ちなみに、アルミホイール単体の重量を体重計(笑)で計測したところ、なんと6.9kg! 多少の誤差があるにしても、やはり軽い。ノーマルホイールが実測10.9kg(これはとくに重いわけではなく剛性とデザインを考えるとよくできている)ですからね。
実際に走ってみてどうだったのか? 結論からいうとこのホイール、うまくオブラートに包まれていたポロGTIの本性を剥きだしにしてしまうポテンシャルを持っていました。
空気圧をノーマルと同じ2.3barに設定し走り始めると、明らかにブレーキペダルから足を離したあとのタイヤの転がりはじめがスッと行きます。発進時のタイムラグがなくなるわけではありませんが、だいぶスタートしやすい感触を受けました。ブレーキも効き始めのレスポンスがよくなっています。
ただ、乗り心地はやはり若干の硬さを感じるようになりました。リム幅が広がったせいでタイヤのサイドウォールがわずかに引っ張り気味になった影響もあるはずなので、試しに空気圧を落としてみると少しずつ改善し、2.0barまでいったところでほぼ問題はなくなりました。
とにもかくにもいろいろな意味で、今回のホイールチェンジによりポロGTIの軽さをよりダイレクトに感じるようになりました。
もっとC345の実力を試してみたくなり、このホイールの先輩である8speed.net/1to8.net編集長の生方さん(A3スポーツバックに「C345プライム18インチ マーキュリーシルバーⅡ」を早々に装着)とTOYO TIRES ターンパイクにて「C345プチオフミ」を開催。2台を並べてみると同じホイールなのに色の違いでまったく別のホイールに見えます(あちらはとってもキラキラ☆)。
TOYO TIRES ターンパイクを走ってみるとホイールの軽さがあらゆるレスポンスの良さにつながっていて、「楽しい!」の一言に尽きます。
デザインのまとまり感と走りの楽しさ、このホイールを選んで良かったと心から実感しています。
(Text by T.Nishijima)