7月4日、筑波サーキットでVolkswagen GTI Cup Japan第2戦が開催された。





今回の筑波ラウンドは、ゴルフ6 GTIが5台、ゴルフ5 GTIが7台の計12台がエントリー。前戦の岡山は強い雨の中で行われたが、今回は何とか天気がもちそうだった。予選の天候は曇り、路面はドライのコンディションではじまった。これだけ暑いと早い段階でタイムを出さないと、周回を重ねれば重ねるほど好タイムは出にくい。


そんな状況の中、前回岡山国際サーキットで行われた開幕戦で惜しくも2位だった#77「VOING SEV GOLF」浜崎 大選手が1'07.973と、2位に1秒弱の差をつけてポールポジションを獲得。まさに本領発揮といったところか。また、ゴルフ5 クラスでは筑波ラウンドのみスポットで参戦する#66「maniacs GTI」丸山 徹選手が1'09.110でクラストップのタイムを出した。

梅雨ということを忘れてしまうほど日差しも強くなり、予選の時より暑さが増してきた午後、1周2,045mのコースを15週で争う決勝レースがスタートした。好スタートを切った#77浜崎選手を#67「サーラカーズ+ル・ボランGTI」萩原 充選手、#25「キーパーGTI」畠中 修選手、#00「VW GOLF GTI CUP」島下 泰久選手、#17「BREDEX長福運送BASISU」白石 隆選手の順で追いかける展開。

しかし、周回を重ねるごとに#77浜崎選手と#67萩原選手の差は広がりだす。結局、#77浜崎選手は2位に7.5秒以上の差をつけてポール・トゥ・フィニッシュ。2位には後続車の猛攻を抑えた#67萩原選手、予選5位スタートだった#17白石選手は3位までポジションをアップしてフィニッシュ。4位は#25畠中選手、5位は途中トラブルに悩まされた#00島下選手という結果だった。

一方、ゴルフ5クラスは、予選クラストップの#66丸山選手も好スタートを切る。その後ろを開幕戦の優勝者#72「NATSウィンネットワークVW」勅使河原 隆弘選手、昨年Lupo GTIで参戦していた#5「プロジェクトワン GTI」倉持 彰彦選手、そして#26「キーパー GTI」谷 好通選手の順で追いかける展開。しかし#66丸山選手はじわじわと後続を引き離しにかかる。

結局、#66丸山選手が2位に6.5秒の差をつけて見事クラス優勝を果たした。昨年は思うような結果を出せなかった丸山選手だったが、そんなもやもやを払拭する勝利だった。

2位は#72勅使河原選手、3位は#5倉持選手がそれぞれ入賞。以下4位は#26谷選手、5位は予選6位から1つ順位を挙げた#81「砂沼湖畔クリニック GTI」鈴木 裕麿選手、6位は赤いGTI、#44「メイクアウィッシュTRC GTI」を操る阿野 安雄選手、7位は#23「AUTANACAR GTI」大田中 秀一選手という結果だった。

次戦は8月29日、富士スピードウェイで行われる。おそらく今回よりも厳しい暑さが予想される。予想外の波乱はあるか??
(Text by M.MAKIMURA)