よく見るとただのブラックではなく......
カーボンです! 写真では、光の加減で一部がつぶれて見えますが、実際はルーフ全面に均一な模様が広がっています。
といっても、もちろんルーフをカーボンに取り替えたわけではなく、カーボンと見紛うばかりのフィルムをルーフに貼り込んでもらいました。これは、かなり目立ちます! 雰囲気もガラリと変わりました。
これを手がけるのは「 僕自身も関心があったので、エクスペル・ジャパンで作業を覗いてみることにしました。施工はトレーニングを受けた「プロフェッショナル・インストーラー」の手で行われます。
カーボンフィルムの裏側には特殊な接着剤が施されています。そのまま貼るのは無理なので、専用のジェルでボディを濡らし、しわや気泡を取り除きながら、きれいにフィルムを伸ばしていきます。
カーボンフィルムの裏側には特殊な接着剤が施されています。そのまま貼るのは無理なので、専用のジェルでボディを濡らし、しわや気泡を取り除きながら、きれいにフィルムを伸ばしていきます。
作業開始時はあんなにあったしわが、プロのインストーラーの手にかかるとご覧のとおり。微妙な曲面を描くルーフにカーボンフィルムがフィットしています。これぞまさに"職人の技"! Bピラーの部分にもカーボンフィルムを貼ってもらいました。
ところで、今回はこのカーボンフィルムに加えて、もうひとつ、フィルムを施工しています。どこにフィルムを貼ったのか、写真ではわかりませんね? 実車を見ても、そういわれなければ見過ごしてしまいそう......。それじゃあ、カスタマイズにならない!?
実はフロント部分に透明のフィルムを貼っているんです。ボンネットの前半をはじめ、フロントフェンダーの前半、バンパー、ミラーカバーなど。細かいところでは、ヘッドライトウォッシャーの蓋にまでフィルムが貼られています。これは、「ペイントプロテクション・フィルム」と呼ばれるもので、厚さ0.26mmのポリウレタンフィルムが、飛び石や傷からオリジナルのペイントを守ってくれます。
フィルムはクルマにあわせてカットされますが、エクスペル・ジャパンではアメリカにあるエクスペル本社のデータベースからプレカットデータをダウンロード。対応車種は1万車種に及ぶといいます。だからフィット感は抜群です。
ペイントプロテクション・フィルムの施工もまた高度なテクニックを要します。しかし、プロフェッショナル・インストーラーの手にかかれば、近づいてみないかぎりフィルムの存在がわからないほど、自然に仕上がるから不思議です。
そしてこちらが完成後の様子です。
そしてこちらが完成後の様子です。
カーボンフィルム、ペイントプロテクション・フィルムともに、施工が終わればいつものように洗車が可能です。洗車機もOK!
価格が意外にお手頃なのもうれしい!(工賃込み、消費税含む)
・カーボンフィルム:
ルーフ施工 5万2500円(サンルーフがある場合は6万3000円)
ピラー(4点) 1万7850円
・ペイントプロテクション・フィルム:
ボンネット(ハーフ)、フロントフェンダー(ハーフ)、ミラー 7万1400円
フロントバンパーキット 9万2700円
通常のボディコーティングでは飛び石や傷からボディを守ることはできませんから、安心を手に入れたい方にはお勧めです。
フィルムに関してのお問い合わせはエクスペル・ジャパンまで。
施工に関してのお問い合わせはキザス株式会社まで。
(Text by Satoshi Ubukata)
■メーカーサイトリンク
・エクスペル・ジャパン