歳末恒例(!?)、フォルクスワーゲン オールラインアップ試乗会レポートの後編は、11月に発売になったばかりの「クロストゥーラン」とFFの「ティグアン」です。



SUVテイストのエクステリアを手に入れたコンパクトミニバンが「
硬い乗り心地を期待していたのですが(!?)、思ったよりも硬くなくて、十分快適です。インチアップされたタイヤ&ホイールも、気になるほどドタバタしません。10mmの車高アップも、走りへの悪影響はほとんどなし。すでに何台もクロス○○を世に送り出しているフォルクスワーゲンだけに、そのあたりはしっかり学習してますね(笑)
一方、ロードノイズが大きめなのが気になりました。タイヤが太いからなのか、試乗車のタイヤが痛めつけられているからなのかはわかりませんが......。マイナスポイントはそのくらいで、見慣れたゴルフトゥーランがこんなにスタイリッシュに変身していることを考えると、クロストゥーラン、かなり魅力的です!

そして最後は、コンパクトSUVのティグアンに追加されたエントリーグレード「
さっそく走らせると、その軽さが際だちます。2.0 TSIに比べて、パワー/トルクで劣る1.4 TSIですが、出足から軽快で、とても力強い。走り出してからも、実にパワフルです。それ以上に、クルマの動きが軽快で、走りの楽しさは4MOTIONモデルより、むしろこちらのほうが上でしょう!
しかも、価格が魅力的ですから、「どうしても4WDでないと......」という方でなければ、良い選択肢になるのでは? ゴルフヴァリアントを検討中という方も、購入候補に加えてみる価値はありそうですよ!

(Text by S.Ubukata)