【アウディドライバー/アウディチーム首脳のコメント】
Dr. ヴォルフガング ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
確かに、今回の結果にはがっかりした。我々はレースに向けて、テストで明らかになっていたR15TDIのポテンシャルをフルに発揮させるに至らなかった。さらに複数の技術的問題にも直面し、驚かされた。結果として、1台のみが表彰台を獲得した。素晴らしいパフォーマンスを発揮していたプジョーにとって、今回の勝利は当然の帰結であろう。我々は問題を解析し、2010年にはより強力な体制となって戻ってくるつもりだ。
リナルド カペロ (アウディR15 TDI #1)
我々はベストを尽くして戦ったのだから、悔しがる必要はないと思っている。今回のライバルは、僕らよりも強かった。今回の負けは、新たな目的を生み出すと同時に、事前にベストだと信じていたものをよりレベルアップする助けになっている。我々がもっとレベルアップ出来るということは、はっきり分かっている。僕は、ドライバーを含めたチーム全員が、明日からの働きでこれまで以上に強くなれるだろうと確信した。
トム クリステンセン (アウディR15 TDI #1)
プジョーの勝利を讃えます。ドライバーはみな素晴らしい働きをし、マシンはさほどの問題もなく24時間を走りきった。これこそが、ここルマンで求められている総てだ。我々は今年3位だったが、それでも誇らしいことだと思う。我がチームの"ベイビー"R15 TDIは、ここと同じく過酷な状況下のセブリングで優勝し、ルマンでの優勝も確実に視野に入っていた。我々はすでに数多くの勝利を収めているし、今回のレースを受けてその目標をより高く設定することになった。すべてのエンジニア、メカニック、そしてドライバーはするべきことをやり尽くした。リナルド(カペロ)とアラン(マクニッシュ)には特に感謝している。私の望みは、8勝の後に一度負けを喫したものの、来年にはリベンジして再び優勝することだ。
アラン マクニッシュ (アウディR15 TDI #1)
当初は総合優勝を飾ってアウディのルマンでの栄光を継続したいと願っていたものの、総合3位の成績には満足している。栄光の継続は、人生におけるすべての良い出来事と同じように、いつかは終わりを告げるものだ。我々は過去2年に渡り、プジョーと激しい闘いを繰り広げてきた。そして今回は、彼らの方が我々より強かったのだ。マルク ジェネ、アレックス ヴルツ、デビット ブラバムにはおめでとうと伝えたい。アウディスポーツを良く知る人たちなら、我々がより強くなるために結束を新たにするだろうということを、感じているだろう。
ラルフ ユットナー (アウディスポーツチームヨースト テクニカルディレクター)
今日の我々は、いつものような完璧さを持ち合わせていなかった。あらゆることが我々の身に降りかかった。チームのクルーは素晴らしい働きをしたし、レース運営やエンジニアリングに生じたすべてのミスを効果的に解決してくれた。3位獲得は、彼らの功績だ。プジョーには優勝おめでとう! と言いたい。プジョーチームは、普段から我々が口にするノーミスレースを実践してみせたのだ。ノーミスの実現に集中し続ければ、100%の強さを持って困難を切り抜けられるというものだ。我々はそのことを見直し、来年はトロフィーを獲得したい!
【ルマン24時間レース 決勝結果】
1. ジェネ/ヴルツ/ブラバム(プジョー) / 382ラップ 24時間 1分45.442秒
2. サラザン/モンタニー/ブルデ(プジョー) / -1ラップ
3. カペロ/クリステンセン/マクニッシュ(アウディR15 TDI) / -6ラップ
4. チャロウズ/エンゲ/ミュッケ(ローラ-アストンマーチン) / -9ラップ
5. パニス/ラピエール/アヤリ(オレカ-AIM) / -12ラップ
・・・
17. ベルンハルト/デュマ/プレマ(アウディR15 TDI) / -49ラップ
(Text by M.Makimura)
Dr. ヴォルフガング ウルリッヒ (アウディモータースポーツ代表)
確かに、今回の結果にはがっかりした。我々はレースに向けて、テストで明らかになっていたR15TDIのポテンシャルをフルに発揮させるに至らなかった。さらに複数の技術的問題にも直面し、驚かされた。結果として、1台のみが表彰台を獲得した。素晴らしいパフォーマンスを発揮していたプジョーにとって、今回の勝利は当然の帰結であろう。我々は問題を解析し、2010年にはより強力な体制となって戻ってくるつもりだ。
リナルド カペロ (アウディR15 TDI #1)
我々はベストを尽くして戦ったのだから、悔しがる必要はないと思っている。今回のライバルは、僕らよりも強かった。今回の負けは、新たな目的を生み出すと同時に、事前にベストだと信じていたものをよりレベルアップする助けになっている。我々がもっとレベルアップ出来るということは、はっきり分かっている。僕は、ドライバーを含めたチーム全員が、明日からの働きでこれまで以上に強くなれるだろうと確信した。
トム クリステンセン (アウディR15 TDI #1)
プジョーの勝利を讃えます。ドライバーはみな素晴らしい働きをし、マシンはさほどの問題もなく24時間を走りきった。これこそが、ここルマンで求められている総てだ。我々は今年3位だったが、それでも誇らしいことだと思う。我がチームの"ベイビー"R15 TDIは、ここと同じく過酷な状況下のセブリングで優勝し、ルマンでの優勝も確実に視野に入っていた。我々はすでに数多くの勝利を収めているし、今回のレースを受けてその目標をより高く設定することになった。すべてのエンジニア、メカニック、そしてドライバーはするべきことをやり尽くした。リナルド(カペロ)とアラン(マクニッシュ)には特に感謝している。私の望みは、8勝の後に一度負けを喫したものの、来年にはリベンジして再び優勝することだ。
アラン マクニッシュ (アウディR15 TDI #1)
当初は総合優勝を飾ってアウディのルマンでの栄光を継続したいと願っていたものの、総合3位の成績には満足している。栄光の継続は、人生におけるすべての良い出来事と同じように、いつかは終わりを告げるものだ。我々は過去2年に渡り、プジョーと激しい闘いを繰り広げてきた。そして今回は、彼らの方が我々より強かったのだ。マルク ジェネ、アレックス ヴルツ、デビット ブラバムにはおめでとうと伝えたい。アウディスポーツを良く知る人たちなら、我々がより強くなるために結束を新たにするだろうということを、感じているだろう。
ラルフ ユットナー (アウディスポーツチームヨースト テクニカルディレクター)
今日の我々は、いつものような完璧さを持ち合わせていなかった。あらゆることが我々の身に降りかかった。チームのクルーは素晴らしい働きをしたし、レース運営やエンジニアリングに生じたすべてのミスを効果的に解決してくれた。3位獲得は、彼らの功績だ。プジョーには優勝おめでとう! と言いたい。プジョーチームは、普段から我々が口にするノーミスレースを実践してみせたのだ。ノーミスの実現に集中し続ければ、100%の強さを持って困難を切り抜けられるというものだ。我々はそのことを見直し、来年はトロフィーを獲得したい!
【ルマン24時間レース 決勝結果】
1. ジェネ/ヴルツ/ブラバム(プジョー) / 382ラップ 24時間 1分45.442秒
2. サラザン/モンタニー/ブルデ(プジョー) / -1ラップ
3. カペロ/クリステンセン/マクニッシュ(アウディR15 TDI) / -6ラップ
4. チャロウズ/エンゲ/ミュッケ(ローラ-アストンマーチン) / -9ラップ
5. パニス/ラピエール/アヤリ(オレカ-AIM) / -12ラップ
・・・
17. ベルンハルト/デュマ/プレマ(アウディR15 TDI) / -49ラップ
(Text by M.Makimura)