ピレリジャパンは7月16日、日本市場に向けて開発したという新スタッドレスタイヤ、"ウィンター・アイスコントロール"を発表した。






氷雪性能はもちろん、高速走行時のドライ性能、摩耗寿命、低ノイズなど、トータルバランスの最適化を実現させたタイヤとしている。

導入された新技術は、1.セミブロック型アローデザインを特長とした新トレッドデザイン、2.ショルダーと中央部3列のリブ部の異なるサイプを採用した等長&非等長コンビネーションサイプ、3.より細かく薄いサイプを採用したスレンダーサイプ、4.接地形状・接地圧を改善させた神経上スクエアショルダー、5.シリカ7採用の新コンパウンド、6.コンパウンドにアロマティックオイルを使用しない革新的なグリーンパフォーマンスなど。








この新しいスタッドレスは、転がり抵抗の改善で燃費性能を高め、アロマティックオイルフリー化、さらには内部構造を変更することでノイズ低減を図るなど、環境性能も重視していることや、ドライ性能をはじめ非・準降雪地域にも向く特性を与えられていることから、フォルクスワーゲン / アウディ ユーザーの厳しい選択眼にも耐えそうだ。当面、175/70R14から205/55R16までの8サイズだが、順次ラインナップを拡充させていく予定という。


(Text by M.OGURA)