フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、6代目ゴルフをベースとしたスポーティモデル「ゴルフGTI」を発表、9月5日から販売を始める。
ゴルフのスポーツモデルとして、幅広いファンから支持を集めてきたGTIがフルモデルチェンジを実施し、ついに日本上陸を果たした。
新型ゴルフGTIは、日本でも今年4月にデビューし、シャープなデザインと洗練されたシャシー、高い静粛性などが好評のゴルフ6をベースに、パワフルなエンジンとスポーティなサスペンションが与えられた待望のモデル。

その走りを特徴づけるのは、新世代2L TSI(直噴ガソリンターボ)エンジンと専用チューンのシャシー。"EA888"と呼ばれる2L TSIは、すでにシロッコなどに採用される新開発エンジンで、ゴルフGTIに搭載するにあたっては11psプラスの211ps(155kW)に最高出力をアップする一方、6段DSGと組み合わせることで、10・15モード走行で13.0km/Lの低燃費を達成した。

専用チューンのスポーツサスペンションは、フロント22mm、リア15mmのローダウンが図られるとともに、スプリング、ダンパー、スタビライザーを強化。そして、連続可変ダンパーシステムのアダプティブシャシーコントロール"DCC"をオプション設定している。エレクトロニック・ディファレンシャルロック・システム(EDS)の機能を拡張し、コーナリング時のトラクションを高める電子制御式ディファレンシャルロック"XDS"は標準で搭載する。

デザインでもベーシックモデルとの違いを強調。ハニカムデザインのラジエターグリルに赤のラインを配することで、GTIらしさを主張するとともに、バイキセノンヘッドライトや縦型フォグランプなどが、GTIの精悍なマスクを印象づける。また、インテリアには赤と白のチェック柄シートが初代GTIを彷彿とさせ、さらに、専用3スポークステアリングホイールやシフトレバー、ブラックのルーフライナーなどが、スポーティな雰囲気を盛り上げている。

ラインアップは、右ハンドル、DSG仕様の1グレードのみで、価格は366万円。メーカーオプションとしては、DCC+18インチアルミホイール(21万円)、レザーシート(27.3万円)、電動ガラススライディングルーフ(12.6万円)、RNS510+リヤビューカメラ(29.4万円)が用意される。

主要諸元や主要装備については、フォルクスワーゲン グループ ジャパンの公式サイトVolkswagen Interactiveでご確認を。

(Text by S.Ubukata)