フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、「パサートCC」と「トゥアレグ」の仕様・装備を一部見直しをして3月より販売を開始する。
■パサートCCの変更点
今回のパサートCCの変更点は、パワートレーンを改良することによる大幅な燃費性能の向上と安全・快適装備の充実だ。

まず、今までは2.0TSIと6速ATとの組み合わせだったが、今回から6速DSGに変更。エンジンの改良と合わせて燃費が11.8km/lと従来比13%の燃費向上させた。これにより平成22年度燃費基準+10%を達成し、車齢13年超の廃車を伴う新車購入補助金の対象車となった。また、3.6リッター V6エンジンもエンジンプログラムの改良により燃費が10.2km/lと、従来比16%向上した。

装備面では、まず全グレードにリヤビューカメラ"Rear Assist"が採用となった。
V6 4MOTIONに関しては、タイヤサイズが17インチから18インチにサイズアップするとともに、アルミホイールのデザインが新しくなった。また、フォルクスワーゲンとしては初めてとなるレーンキーピングアシストシステム"Lane Assist"が装備される。

このシステムは、フロントガラスに設置されたカメラで車線をモニターし、意図しない車線逸脱を感知すると、ステアリングを補正したり警告音でドライバーに注意を促すようになっている。以前よりV6 4MOTIONに採用されているアダプティブクルーズコントロールと合わせて、ロングドライブ時の安全性や快適性に大きく貢献するだろう。

今回の仕様・装備変更後の価格は、2.0TSIが5,060,000円、V6 4MOTIONが6,200,000円となる。

■トゥアレグの変更点
3月に開催されるジュネーブモーターショーで、新型が発表となるトゥアレグ。2003年9月の導入から7年目を迎えるにあたり、ラインナップの統合と仕様・装備の大幅な見直しが行われた。

グレードは量販グレードであるV6の1車種のみとなる。そしてレザーシートパッケージ(レザーシート/パワーシート:前席/シートヒーター:前席/ウッドデコラティブパネル)が標準装備となり、より高級感が高まった。またタイヤサイズやアルミホイールデザインが変更となる。

さらにスマートエントリー&スタートシステム "Keyless Access"やパドルシフト等、一部装備を見直すことで価格を従来より18万円安い、5,990,000円に設定した。

(Text by M.MAKIMURA)