フォルクスワーゲンAGは、自社製品のハイブリッド化及び電気駆動に関する今後のロードマップを発表した。


まずE-モビリティを普及させるために、2011年に実証実験車両として電気駆動の『ゴルフ』を500台導入、さらに2013年には『E-Up! 』の量産と『E-ゴルフ』と『E-ジェッタ』の発売を予定。
フォルクスワーゲンとして、2018年までに全販売台数における電気自動車のシェアを3%まで拡大しながら、世界のE-モビリティ推進におけるマーケットリーダーになることを目指すという。
一方ハイブリッドについては、先日発表された『トゥアレグ ハイブリッド』の年内発売を皮切りに、2012年に『ジェッタ ハイブリッド』を北米で発売、2013年に『パサート ハイブリッド』『ゴルフ ハイブリッド』をそれぞれを発売予定。ハイブリッドシステムを量産モデルに搭載することで、ハイブリッドモデルの定着をすすめる。

フォルクスワーゲン グループ電気駆動開発の責任者であるカール トーマス ノイマン氏は「弊社のモジュール戦略により、ハイブリッド システムや電気駆動モジュールを各ブランドの様々な車両に搭載することができます。電気化を進めながら、引き続き内燃機関の革新を行い、燃費向上や排ガスの低減を継続的に実施します。中期的に電気駆動と内燃機関は共存していくでしょう」と話している。

(Text by M.MAKIMURA)