2010年6月29日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ポロにSUVテイストのデザイン・装備を施した「クロスポロ」を発表・発売した。
新型「クロスポロ」は、1.2 TSIエンジン搭載の最新ポロをベースに、高い車高や専用デザインのバンパー、フェンダーアーチモール、ルーフレールなどによりSUVテイストを強めたモデル。ベースのポロに対し車高は15mmアップ。ボディサイズは、全長4000×全幅1710×全高1505mmとなった。

SUV風のデザインとは裏腹に、215/40R17サイズのロープロファイルタイヤを履くのもクロスポロの伝統だ。

インテリアでもクロスポロはポロとの違いをアピールする。専用デザインのスポーツシートにはツートーンのファブリックが施されるほか、カラーステッチ付きの本革巻3本スポークステアリングホイール/シフトレバー/ハンドブレーキグリップがおごられる。

ボディカラーは、マグマオレンジ、フラッシュレッド、ディープブラックパールエフェクト、リフレックスシルバーメタリックの4色が用意され、マグマオレンジにはオレンジのインテリア(写真上)が、また、フラッシュレッド、ディープブラックパールエフェクトにはラテマキアート、リフレックスシルバーにはグレー(写真下)がそれぞれ組み合わされる。



パワートレインは、ポロに搭載される1.2 TSIと7段DSGの組み合わせで、10・15モード燃費は18.6km/Lをマーク。これは旧型クロスポロ(1.6L+6AT)に対して約29%の向上で、低排出ガス4つ星取得とあわせて、エコカー減税(50%減税)およびエコカー補助金の対象となった。

価格は260万円。内容を考えると、なかなか魅力的な価格といえるだろう。

(Text by S.Ubukata)