全長4855×全幅1910×全高1750mmのボディには、独立した7人分のシートが用意される。2列目はスライド&リクライニングが可能。また、3列目へのアクセスを容易にするイージーエントリー機構を2列目左右に備える。
ヘッドレストと3点式シートベルトは全席に装備。運転席、助手席、2列目左右はフォースリミッター&シートベルトテンショナー付きとなる。ISOFIXチャイルドシート固定装置は2列目&3列目に用意する。シートはTSIコンフォートラインがファブリック、TSIハイラインではアルカンターラとレザーのコンビになる。
新型シャランのリアドアにはパワースライドドアが標準で装着される。操作は、ドアノブはもちろんのこと、室内のスイッチやリモコンキーでも可能。また、上級モデルのTSIハイラインにはパワーテールゲートが搭載される。
インテリアは、フォルクスワーゲンらしいシンプルなデザインながら、ゴルフ系よりも明らかに上質な雰囲気が漂っている。HDDナビのRNS510は全車にオプション。運転席パワーシートはTSIハイラインに標準、TSIコンフォートラインではリクラインのみ電動となる。
搭載されるエンジンは、150ps仕様の1.4L TSIツインチャージャーで、6速DSGが組み合わされる。日本に導入されるシャランは「ブルーモーションテクノロジー」仕様で、アイドリングストップとブレーキエネルギー回生機構が搭載される。燃費は現在申請中だが、エコカー減税(75%減税)の対象となる模様だ。
使い勝手に優れる広大なラゲッジスペースもシャランの魅力だ。旧型ではシートをアレンジする際にシートを取り外すのが面倒だったが、新型では簡単に収納できる"イージーフォールド機構"を搭載し、劇的に操作性を高めた。
ラージミニバンにわずか1.4Lのエンジン。日本人のミニバンに対する常識を破る新型シャラン。手ごろな価格も手伝って、今後注目を集めるのは必至だろう。なお、さらに詳しい情報と海外試乗記は
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