フォルクスワーゲン グループは、2010年の販売台数が前年を大きく上回り、714万台だったと発表した。通年で販売台数が700万台を超えたのはこれが初めて。


フォルクスワーゲン ブランドは、対前年13.9%増の 450 万台(2009 年:395 万台)を販売し、過去最高を記録した。中でも新記録に大きく貢献したのは、最大市場の中国で、対前年35.5%増の151 万台を販売。その他にも、北米では256,800 台(+20.3%)、ロシアでは58,900 台( +49.1%)と販売台数を伸ばした。

同時にアウディは2010年に 109万台(95万台、+15%)を販売し、こちらも新記録を達成した。大きな理由としては、北米での販売台数が初めて10万台を突破(101,600台、+22.9%)したことがあげられる。また最大のマーケット中国での販売も 227,900 台(+43.4%)と好調だった。

その他、チェコの自動車メーカーであるシュコダは762,600 台(+11.5%)、スペインのブランドであるセアトは339,500 台(+0.8%)を販売した。2010年の結果について、フォルクスワーゲン グループの営業担当取締役クリスティアン クリングラーは、「2010 年は、私たちが世界の市場の成長に伴い、"戦略 2018"を実行しながら、前進していることをあらためて示しました。」と述べている。

(Text by M.MAKIMURA)