フォルクスワーゲンAGは、2012年1月9日に開幕したデトロイトショーに2台のワールドプレミアを持ち込んだ。



まずは「E-バグスター」。見てのとおり、ザ・ビートルをベースとしたコンセプトカーで、低いルーフラインと20インチホイールがダイナミックな印象を与える2シータースポーツだ。


名前の「E-」は、このクルマが電気自動車であることを示している。85kWのモーターと28.3kWhのリチウムイオンバッテリーにより、0-60mph加速は10.9秒。航続距離は180kmだ。こんなEVが登場したら、すぐにでも手に入れたい!
 

もう一台が「ジェッタ ハイブリッド」。フォルクスワーゲンとしてはトゥアレグ ハイブリッドに続く2台目のハイブリッドカーとなる。


150psの1.4 TSIエンジンと7速DSGに、20kWのモーターを加えたジェッタ ハイブリッドは、0-60mph加速が9秒、燃費は15.9km/Lという性能。70km/h以下なら2km程度のEV走行も可能である。


フォルクスワーゲンとしては、E-バグスターとジェッタ ハイブリッドによって、走る楽しさと環境性能の両立をアピールしたい考えだ。
(Text by S.Ubukata)