2012年1月16日、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、ゴルフTSIトレンドラインに低燃費技術の「ブルーモーションテクノロジー」を搭載した「ゴルフTSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジー」を発表・発売した。

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ゴルフTSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジーは、1.2 TSIエンジン搭載のエントリーモデル「ゴルフTSIトレンドライン プレミアムエディション」をベースに、アイドリングストップとブレーキエネルギー回生システムを採用した「ブルーモーションテクノロジー」を搭載したもの。
これにより、10・15モード燃費は従来の17.4km/Lから18.4km/Lに向上。引き続きエコカー減税(75%減税)および新エコカー補助金(10万円)の対象モデルとなる予定。また、2012年4月以降の新エコカー減税に対応すべく、現在作業を進めている。

価格は、ゴルフTSIトレンドライン プレミアムエディションの263万円に対し、1万円高が264万円。

なお、VGJでは今後もブルーモーションテクノロジーを搭載した車種を増やしていくという。


この日は、2012年の新春記者会見も行われた。VGJのゲラシモス・ドリザス社長は、2012年の輸入車市場は10%程度の成長が見込まれ、VGJとしては2011年の5万631台をさらに上回る6万台の販売を目指すと述べている。
その実現に向けて、

1.販売店ネットワークの強化「ハブ&スポーク戦略」
2.フォルクスワーゲンオーナーズパスの全国展開
3.認定中古車制度(Das WeltAuto)の導入
4.新製品の導入と環境技術の推進
5.さらなるブランドの強化と浸透を図るコミュニケーション
6.第1四半期の拡販に向けた販売支援

を実施する。

気になるニューモデルの導入については、ザ・ビートルが2012年夏頃、フォルクスワーゲンCCとパサート・オールトラックが2012年の年央以降、そして、up!は2012年内(第4四半期か?)を予定しているとのことだ。

低燃費技術と話題のニューモデルの投入により、さらに攻勢をかけるVGJ。2012年もたくさんの話題を提供してくれそうだ。

(Text by S.Ubukata)