これまでのエコカー減税は、平成22年度燃費基準の達成具合により減税率が決められていた。これに対し、新エコカー減税では、平成22年度燃費基準よりも一段と厳しい平成27年度燃費基準の達成率により減税率が決定される。しかも燃費基準は、従来の10・15モードではなく、一般に10・15モードよりも数字が低下するJC08モードで比較される。
具体的には、排出ガス基準が平成17年基準75%低減レベル(いわゆる★★★★)であり、
・燃費が平成27年度燃費基準を20%以上上回ると......全額免除
・燃費が平成27年度燃費基準を10%以上上回ると......75%減税
・燃費が平成27年度燃費基準を達成すると......50%減税
ということになる。旧エコカー減税では、ハイブリッド車だけが全額免除だったが、新エコカー減税では、ハイブリッド以外でも燃費基準を20%以上上回れば全額免除になるのが新しい。
一方、エコカー補助金(10万円)は、平成27年度燃費基準を達成(または平成22年度燃費基準25%超過達成)した場合に適用となる。
フォルクスワーゲンの場合、
全額免除+エコカー補助金となるのは......
・ゴルフヴァリアントTSIトレンドラインBMT
・シャラン全グレード
・パサート全グレード
・パサートヴァリアント全グレード
・トゥアレグハイブリッド(※)
75%減税+エコカー補助金は......
・ポロTSIコンフォートラインBMT
・ゴルフTSIトレンドラインBMT
・ゴルフトゥーラン全グレード
・トゥアレグV6 BMT
50%減税+エコカー補助金は......
・ポロTSIコンフォートライン/TSIハイライン/クロスポロ
・ゴルフTSIコンフォートラインPE(※)/TSIハイライン
・ゴルフヴァリアントTSIコンフォートラインPE(※)
・ゴルフカブリオレ
・シロッコTSI/RーLine
加えて、4月20日から受注が始まる「ザ・ビートル デザイン」は50%減税対象車+エコカー補助金対象車である。
なお、BMTはブルーモーションテクノロジー、PEはプレミアムエディションを表す。また(※)は10・15モード燃費値での新エコカー減税対象車だ。
新車への乗り換えを検討している方は、新エコカー減税対象車が豊富なフォルクスワーゲンのラインアップをいま一度チェックすることをオススメする。
(Text by S.Ubuakta)
■関連リンク
新・エコカー減税+新・エコカー補助金 - Volkswagen Interactive