先日、新型ゴルフを発表したばかりのフォルクスワーゲンが、大方の予想どおり（!?）、このパリサロンでゴルフGTIコンセプトを披露した。
GTIの伝統にのっとり、ハニカムメッシュのラジエターグリルとレッドのラインによりフロントマスクが精悍に彩られた新型ゴルフGTI。ひと目でGTIとわかるデザインである一方、アルミホイールのデザインが変更され、また、リアディフューザーにハニカムのモチーフが繰り返されるなど、随所に新しいデザインが取り入れられている。
インテリアは、シートを"お約束"のチェック柄とし、また、ステアリングホイールやシフトレバーにレッドのステッチを施すなど、GTIらしい演出でまとめられている。
エンジンは、従来どおりEA888シリーズの2.0 TSI、すなわち、2L直列4気筒直噴ターボが搭載される。ただし、パワー、トルクは10ps／70Nmアップし、それぞれ220ps、350Nm（35.7kgm）に達している。
さらに、メーカーオプションの「パフォーマンスパック」を選ぶと、最大トルクは同じ350Nmながら、最高出力が230psに。0-100km/h加速は、標準のGTIが6.6秒であるのに対し、パフォーマンスパックでは6.5秒に短縮される。さらに、このパフォーマンスパックでは、ブレーキサイズが16インチから17インチにアップされ、また、フロントアクスルにディファレンシャルロックが装着される。
トランスミッションは6速マニュアルが標準で、6速DSGがオプション設定される。アイドリングストップ機構は標準で搭載され、DINの燃料消費量はともに6L/100km（＝16.7km/L）を達成する。
ヨーロッパ市場への投入は2013年の早い時期といわれ、ゴルフ7とともに、日本市場への導入が待ち遠しい。
(Text by ub!)