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ビートルにはなくてはならない存在のカブリオレ。最初に登場したのは、1949年、初代ビートルをベースとした"type15"だった。1980年の生産終了まで約33万台が販売された人気モデルである。
2002年にはニュービートルをベースとしたニュービートル カブリオレが登場。日本では2003年に販売が開始され、人気を呼んだことは記憶に新しい。
そして、3代目となるザ・ビートル カブリオレがついに日本上陸を果たした。
ザ・ビートル カブリオレは、これまでどおりソフトトップを採用する。最新のカブリオレだけに、ソフトトップはスイッチひとつで開閉できるのが特徴。もはや手動でロックを解除する必要はない。
開閉に要する時間は、開ける場合が9.5秒、閉じる場合が11秒。また、50km/h以下なら走行中でも開閉操作が可能である。
インテリアはボディ同色のデコラティブパネルが、ザ・ビートル カブリオレの楽しい雰囲気を盛り上げる。レザーシートが標準装着され、運転席/助手席にはシートヒーターが内蔵される。
ザ・ビートル同様、リアには2名分のシートを用意。分割可倒式を採用するため、長尺物の搭載も可能である。
装備としては、バイキセノンヘッドライトや純正ナビゲーションシステム「712SDCW」、6.5J×16アルミホイール+215/60R16タイヤ、フルオートエアコンなどが標準装着となる。
注目したいのが、ザ・ビートル カブリオレのリアサスペンション。ザ・ビートル デザイン/デザイン レザーパッケージがトーションビーム式であるのに対し、ザ・ビートル カブリオレはマルチリンク(4リンク)式となるのだ。これにより、乗り心地やハンドリングの向上が期待できる。
日本でのラインアップは、ザ・ビートル カブリオレの1グレードで、ボディカラーはキャンディホワイト、トルネードレッド、サターンイエロー、デニムブルー、ディープブラックパールエフェクトの5色が用意される。価格は375万円。
果たしてその出来映えは?
(Text by S.Ubukata)