Think Blue. Challenge 2013は、この9月にフォルクスワーゲンがドイツで開催するエコドライブ世界選手権「Think Blue. World Championship 2013」の日本代表選考会。フォルクスワーゲン グループ ジャパンのウェブサイトからエントリーした約120名のなかから、書類選考で残った20名が、日本代表の座をかけてエコドライブの腕前を競う。
日本代表選考会はこれで3度目。毎回、使用する車両や走行コースが異なり、今回はいま話題のゴルフTSIハイラインを使用。横浜・みなとみらい地区を中心に、高速16.5km、一般道6.2kmの計22.7kmを走行する。
走行にあたっては、イコールコンディション化を図るために、エアコンは常時オンとし、さらに、ドライビングプロファイルなどの車両設定はすべて同じとする。タイヤの空気圧も統一。
また、燃費計測時は助手席にオブザーバーが乗車するが、体重差によって有利・不利が生じないようにバラストを積んでこれに対応する。車両によってはスライディングルーフが装着され、車両重量が重くなっているが、これもバラストで調整する。
代表選考は、予選と決勝の2段階選抜。予選は"スマートドライバー選抜競技会"と位置づけられており、走行時の燃費データに加えて、運転時の法令遵守の精神やマナー、安全かつスムーズなドライビングが試される。
ただし、40分を超えた場合には、10秒超過ごとに、燃費を1.0km/L減算するというペナルティが待っている。また、制限速度を大きく超過した場合もペナルティの対象になる。
予選と同じコースを走行し、ベストの燃費を叩きだしたのは......。
田島さんは、以前、VWエコドライブトレーニング(現在のThink Blue. Training)に参加したことがきっかけで、フォルクスワーゲンとエコドライブに目覚めたという。愛車は2010年モデルのゴルフ・トゥーランだ。
表彰台を目指して、頑張ってほしい。
(Text by S.Ubukata)