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WRC参戦1年目にして、これまで8戦中6勝、また、表彰台を逃すことのなかったフォルクスワーゲン。母国ドイツでの開催に、地元での優勝の期待は高まるばかりだ。
これに応えるべく、初日からオジェ、ラトバラは力のこもった走りを見せてくれた。1日目はふたつのSSが行われ、オジェが両SSでトップタイムをマークし、ラトバラも2番手でオジェを追うという幸先のいいスタートを切る。
ところが、絶好調のオジェがアクシデントに見舞われる。2日目最初のSS3でオジェがコースアウトし左フロントのサスペンションを破損。結局、デイリタイヤし、早々と優勝戦線から離脱してしまう。
優勝の期待を一身に背負うラトバラは、3日目もSS11まで2位との差をじわじわと広げ、着実に優勝に近づいていく。しかし、SS12で右リアのサスペンションを岩にヒットし、デイリタイアを喫してしまった。
結局、シトロエンのダニ・ソルドがWRC初優勝を飾り、ラトバラが7位、オジェが17位でフィニッシュした。
地元ドイツで、優勝ばかりか表彰台も逃してしまったフォルクスワーゲン。次回のオーストラリアでは、ふたたび表彰台を奪い返してほしい。次回開催は9月12日から15日だ。
ところが、絶好調のオジェがアクシデントに見舞われる。2日目最初のSS3でオジェがコースアウトし左フロントのサスペンションを破損。結局、デイリタイヤし、早々と優勝戦線から離脱してしまう。
代わって首位に躍り出たラトバラは、SS7とSS8でトップタイムを叩き出すなど健闘し、2位のヌービルに7秒3の差をつけて、ポジションをキープした。
優勝の期待を一身に背負うラトバラは、3日目もSS11まで2位との差をじわじわと広げ、着実に優勝に近づいていく。しかし、SS12で右リアのサスペンションを岩にヒットし、デイリタイアを喫してしまった。
実はラトバラのマシーンは午前中のセッションで助手席側のドアを破損し、ドアが閉まらなくなっていた。コ・ドライバーがドアを押さえることで、なんとかこの状況を凌いでいたのだが、そんななかSS12でドライバーへの指示が遅れ
てしまい、アクシデントにつながってしまったとのこと。一方、前日に優勝戦線を離脱してしまったオジェは、5つのSSのうち2つでベストタイムをマークし、ポロ R WRCの実力を地元ドイツで示した。
結局、シトロエンのダニ・ソルドがWRC初優勝を飾り、ラトバラが7位、オジェが17位でフィニッシュした。
地元ドイツで、優勝ばかりか表彰台も逃してしまったフォルクスワーゲン。次回のオーストラリアでは、ふたたび表彰台を奪い返してほしい。次回開催は9月12日から15日だ。
(Text by S.Ubukata)