フィンランドとノルウェイ出身のドライバーが見せてくれた。ヤリ-マティ・ラトバラが今季初優勝、アンドレアス・ミケルセンが初の表彰台を獲得した。
5日のスーパースペシャルステージで幕を開けたラリー・スウェーデン。SS1で幸先のいいスタートを切ったのは、ノルウェイ出身のミケルセン。セバスチャン・オジェに0.8秒の差をつけてトップタイムをマーク。ラトバラは2.4秒差で4位スタートとなった。
本格的に競技が始まった6日は、SS2でオジェがトップを奪うものの、SS6でミケルセンが一時トップに躍り出るなど、フォルクスワーゲン勢どうしの激しい戦いが繰り広げられる。そして、この日の最終SSであるSS7を終えたところで、1位:オジェ、2位:ミケルセン、3位:ラトバラとなり、フォルクスワーゲンがトップ3を独占する。
一時は総合20位まで順位を落としたオジェは、その後の健闘で6位にこぎ着けた。この結果、ドライバーズ選手権ではラトバラが首位に立ち、これをオジェが追うかたちになった。ミケルセンは4位。
次戦の第3戦は、3月6日スタートのラリー・メキシコ。次に表彰台の中央に立つのは誰か?
フォルクスワーゲン勢の活躍に期待がかかる。
(Text by S.Ubukata)