2014年4月17日、フォルクスワーゲンは北京モーターショーにおいて、フェイスリフトを実施したトゥアレグを公開した。



新デザインのトゥアレグは、以前に比べてその存在感と洗練度を増した印象だ。

一番の変化はそのフロントマスク。ヘッドライトのデザインが変更されサイズも拡大。水平バーが2本から4本に増えた新しいラジエターグリルのデザインとあいまって、幅広さと安定感をアピールする。バイキセノンヘッドライトは全車に標準。


サイドビューでは、新デザインのアルミホイールの採用により新鮮な印象に。また、リヤビューでは、新デザインのバンパーが幅広さと安定感を強調。テールライトのデザインもリニューアルされ、より洗練された印象となっている。


エンジンは、ディーゼルがV6ターボとV8ターボ、ガソリンが、ターボV6とV8、そして、V6スーパーチャージャーを用意。さらに、V6スーパーチャージャーと電気モーターを組み合わせたハイブリッドもラインアップする。

V6ディーゼルについては、尿素SCRとDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)を組み合わせることでEURO6規制に対応した。


インテリアは、スイッチ類の細かい変更により、高級感を演出。また、ヨーロッパでは今秋以降、純正ナビゲーションがグーグルアースやストリートビュー、グーグル検索などに対応するという。

安全性では、事故の際の二次災害を防ぐマルチコリジョンブレーキシステムが採用される。


新しいトゥアレグがヨーロッパで発売されるのはこの夏の予定だ。

(Text by S.Ubukata)