ラリー・アルゼンチン1日目は、スーパーSSのみ。 ここでトップタイムをマークしたのがオジェ。フォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセンが3.5秒差で3番手、ラトバラが4.2秒差で5位につけ、その好調さを見せつけることになった。
そして2日目、ラリーは波乱に富んだ一日に。シトロエンのマッズ・オストベルグとフォードのミッコ・ヒルボネン、ヒュンダイのティエリー・ヌービル、同ダニ・ソルドが相次いでリタイヤ。フォルクスワーゲン勢もミケルセンがリタイヤする一方、ラトバラが大健闘し、オジェを従えてトップに躍り出た。
3日目もラトバラとオジェが1位と2位をキープ。さらに、ミケルセンがSS6でトップタイムを叩き出すなど猛烈な追い上げを見せて4位に浮上した。
そして最終日、3位との差を大きく広げたフォルクスワーゲンは確実な走りで順位をキープ。ラトバラは今季2度目の優勝、47秒6差でオジェが2位を手に入れた。ミケルセンも4位を維持した。
これにより、フォルクスワーゲンは開幕から5連勝の負けなしという結果に。
次戦は6月5日からのラリー・イタリア(サルディーニャ)。フォルクスワーゲンの連勝を阻むマシーンは現れるだろうか?
(Text by S.Ubukata)