クロスクーペGTEは、MQBを採用するミッドサイズSUVのコンセプトモデル。2011年の東京モーターショーで披露された「クロスクーペ」を最新のデザインとテクノロジーによりアップデートしたクルマだ。
エクステリアでは、エッジを効かせたラインにより、さらに力強い印象に仕上げられているのが特徴だ。22インチホイールを装着することで、タフなイメージを強めたのも見逃せない。
フロント/リヤビュー同様、インテリアでも水平基調のデザインを強調しているのも、最近のフォルクスワーゲンデザインの特徴だ。2列5人乗りのキャビンは広く、先進的な雰囲気にまとめられている。
パワートレインは、3.6L V6 FSIエンジン(280ps)に40kWと85kWのモーターが組み合わされる。トータルのシステム出力は360psに達し、最高速は209km/h、0-60mph加速6.0秒を達成。容量14.1kWhのリチウムイオンバッテリーを満充電すれば、電気だけで最大32kmの走行が可能だ。
2016年、フォルクスワーゲンは北米市場に3列シートの新型ミッドサイズSUVを投入するが、このクロスクーペGTEはそのさらに先に登場するモデルを示唆するものらしい。
(Text by S.Ubukata)