2015年4月23日〜26日、WRC第4戦ラリー・アルゼンチンが行われ、フォルクスワーゲンは表彰台を逃した。
2013年のWRC第10戦ラリー・オーストラリア以降続いていた表彰台が、ここアルゼンチンで途切れる結果になった。優勝したのはシトロエンのクリス・ミークで、WRC参戦から57戦目での初勝利となった。


今季負けなしのセバスチャン・オジェは、24日のSS2で燃料系のトラブルが発生しデイリタイア、早々に優勝争いから姿を消す。それでも、パワーステージとなる最終ステージのSS12でトップタイムをマークし、3ポイントを獲得している。

同じSS2でパンクに見舞われたアンドレアス・ミケルセンは、最終日のSS11でクラッシュしリタイアした。


唯一、表彰台を狙えるポジションにあったヤリ-マティ・ラトバラは、SS10まで3位を守ってきたが、SS11で燃料系のトラブルが発生しリタイヤとなった。


レース後、フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのヨースト・カピートは「われわれの目標は昨年の勝利を再現することでしたが、それは叶いませんでした。しかしわれわれはそこから学び、ドライバーたちに起きたトラブルを分析し、未来に備えなければならないと思っています」と述べている。

次戦は5月21日にスタートするラリー・ポルトガルだ。

(Text by S.Ubukata)