2015年9月15日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、ラージサイズミニバン「シャラン」のマイナーチェンジを発表、同日より全国のフォルクワーゲン正規ディーラーにて販売を開始した。

※一部写真は欧州仕様

2011年に日本に導入された7人乗りミニバンのシャランは、フォルクスワーゲンらしいシンプルなデザインや余裕あるキャビン、1.4 TSIによる低燃費、さまざまな安全・快適装備などが評価され、これまでに約11,000台を販売している。

そのシャランがマイナーチェンジし、日本でも販売がスタートした。これを機に、TSIハイライン、TSIコンフォートラインに加えて、エントリーグレードのTSIトレンドラインが設定されることになった。

TSIトレンドラインの特徴として、ルーフレールが装着されず、16インチスチールホイール(フルホイールキャップ付)が標準装備となる。


マイナーチェンジといってもエクステリアの変更は少なく、テールライトが新デザインのLEDライトの変わった程度だ。バイキセノンヘッドライトはシャランTSIハイラインに標準、シャランTSIコンフォートラインにオプション設定となる。


一方、インテリアは、ステアリングホイールのデザインが変更になった。また、CarPlay(iOS)やAndroid Auto(Android)などに対応する「App Connect」を搭載したインフォテインメントシステム「Composition Media」を標準装着。純正ナビの「714SDCW」はTSIハイライン、TSIコンフォートラインにオプション設定される。


上級グレードのシャランTSIハイラインに、後席一体型の「インテグレーテッドチャイルドシート」を新たにオプション設定したのも見どころのひとつだ。エンジンは1.4L直列4気筒直噴ターボの1.4 TSIを採用する。最高出力は150psと変わらないが、最大トルクは10Nmアップして250Nm/1,500〜3,000rpmに。JC08モード燃費も13.5km/Lから15.0km/Lと16%向上した。


安全性能向上もハイライトのひとつで、プリクラッシュシステム"Front Assist"と"ポストコリジョンブレーキ"を全車に標準装着。また、レーンキープアシストシステム"Lane Assist"、ブラインドスポットディテクション、リヤトラフィックアラートをシャランTSIハイラインに標準、シャランTSIコンフォートラインにオプション設定している。

また、アダプティブクルーズコントロールはシャランTSIハイライン、コンフォートラインに標準で装着される。


ボディカラーは、ハドソンベイブルーメタリック(新色)、ピュアホワイト、リフレックスシルバーメタリック、ブラックオークブラウンメタリック、ディープブラックパールエフェクト、オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(新色/有償オプション:12万9600円)の6色で、車両本体価格はTSIハイラインが463万円、TSIコンフォートラインが394万円、TSIトレンドラインが360万円である。

(Text by S.Ubukata)