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フォルクスワーゲンが世界で最も重要なSUV市場で披露したのが、新型ティグアンのオフロード色をさらに強めた「ティグアンGTEアクティブコンセプト」だ。
新型「ティグアン」とプラグインハイブリッドの「ティグアンGTE」は、2015年9月のフランクフルトショーで公開されているが、ティグアンGTEは1.4 TSIエンジン＋電気モーターにより前輪を駆動するという仕様だった。
一方、このティグアンGTEアクティブコンセプトは、1.4 TSIエンジン（150ps）に加えて、前40kW、後85kWの2つのエンジンを搭載することで、4MOTION（＝4WD）を実現している。
システムを起動すると、駆動用バッテリーのパワーでリヤモーターを駆動。オフロード走行時には、フロントモーターも駆動して4MOTIONを実現する。さらに、エンジンでフロントモーターを回して発電したり、エンジンだけで走行するなど、さまざまな走行モードが用意されている。
12.4kWh駆動用バッテリーだけで最大32kmの走行が可能。さらに64Lの燃料タンクを満タンにすれば、航続距離は最大928kmに及ぶ。
フォルクスワーゲンは2017年の春、よりホイールベースが長い7シーター仕様を北米市場に投入する予定だ。
(Text by S.Ubukata)