2016年2月11日〜14日、WRC第2戦ラリー・スウェーデンが行われ、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェが3年連続の優勝を果たした。
ラリー・スウェーデンはWRCでは唯一のスノーラリー。22カ所、331.21kmのSS(スペシャルステージ)が用意されていたが、今年は暖冬のため雪が少なく、SSが13カ所、241.48kmに短縮されて開催されることになった。


2月11日、カールスタットのセレモリアルスタートでスタートしたWRC第2戦は、デイ2にフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ選手が大量のリードを確保して首位に。

おかげで翌日は"雪かき役"となるも、首位をキープ。最終日もその勢いは衰えを見せず、ラリー・スウェーデンで3年連続の優勝を手に入れた。


一方、チームメイトのヤリ-マティ・ラトバラ選手は初日にデイリタイア。アンドレアス・ミケルセン選手は初日に6位まで順位を落としたものの、最終的には4位で競技を終えた。


レース後、オジェ選手は「自分自身のキャリアで、これほどまでリスクを冒したことはありませんでした。しかし、結果的にはスウェーデン3勝目をマークできて本当に嬉しいです」と述べた。

また、フォルクスワーゲン モータースポーツ ディレクターのヨースト・カピートは、「チーム全員が一丸となったからこそ、4連覇を達成することができました。最初から最後まで全開走行を続けると大きなリスクを負い、勝てないこともありますが、オジェは見事に勝ち切ってくれました」と語っている。


次戦のラリー・メキシコは3月3日にスタートする。

(Text by S.Ubukata)