2016年11月22日、フォルクスワーゲンは今後10年間のブランド戦略をまとめた「TRANSFORM 2025+」を発表した。
「TRANSFORM 2025+」では、すべての地域とセグメントにおいてブランドのポジショニングをより明確にするとともに、e-モビリティとコネクティビティに大規模投資を行うことで,
この分野での主導権を握りたい考えだ。

フォルクスワーゲンが目指すブランドのポジショニングは、「Top of Volume」。量販セグメントの最上位ブランド、すなわち、プレミアムブランドに最も近い量販ブランドだ。この地位を確立しているのは、現時点ではヨーロッパと中国のみで、今後は製品戦略を見直すことで世界中のマーケットでTop of Volumeを狙うとしている。

e-モビリティの分野は、今後フォルクスワーゲンの中核事業となると予測されることから、2025年までには年間100万台の電気自動車を販売し、e-モビリティにおける世界的マーケットリーダーになりたい考えだ。

また、コネクティビティでは、フォルクスワーゲンは独自のプラットフォームを開発し、2025年までに世界中に8000万人のアクティブユーザーを獲得することを目標にしている。

フォルクスワーゲン ブランド取締役会会長のヘルベルト・ディース氏は「われわれの目標は高く、戦略は非常に野心的です。われわれは変化を好機ととらえ、断固たる決意を持って、フォルクスワーゲンに、新しい自動車産業を牽引する役目を担わせようとしています。今後数年間で、フォルクスワーゲンは劇的な変化を遂げるでしょう。従来の形のまま残るのは、ごくわずかです。今回の新しい戦略は、一大変革プログラムです」と述べている。

「TRANSFORM 2025+」を推進するため、フォルクスワーゲンは「Volkswagen:Moving People Forward(フォルクスワーゲンが人々を前進させる)」というビジョンを世界中のマーケットで掲げることになる。

「TRANSFORM 2025+」により、フォルクスワーゲンは2025年までに売上高を大幅に伸ばすとともに、営業利益率を2015年の2%から、2020年までには4%、2025年までには6%に向上させたいとしている。

(Text by S.Ubukata)