2017年6月16日、フォルクスワーゲンは新型「ポロ」をベルリンで発表した。

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累計販売台数が1400万台を超えるコンパクトカーの人気モデルが、6代目へと進化した。新型ポロは、ゴルフやパサート、ティグアンなどにも採用される横置きエンジン用プラットフォーム「MQB」を用いることで、最新のテクノロジーを手に入れている。


新型ポロのボディサイズは、全長4053×全幅1750×全高1446mmで、これは先代に比べて全長が81mm、全幅が69mm拡大する一方、全高は7mm低い。ホイールベースは94mm延びて2564mmとなった。これにともない居住空間はより広くなるとともに、ラゲッジスペースも280Lから351Lに拡大されている。

エクステリアは、水平のラインを強調する前後のデザインにより、安定感のあるものに。一方、ヘッドライトから始まるショルダーラインと、その下に設けられた矢のような形の2本のライン(トルネードライン)が新型ポロのサイドビューを印象的なものにしている。

なお、新型ポロは4ドアのみのラインアップとなる。


インテリアは、水平基調のダッシュボードに加えて、第2世代のアクティブインフォディスプレーやガラスの奥に納められたインフォテインメントシステムなどを採用することで、斬新な印象を与えている。

スマートフォンとの連携するApp ConnectやCar-Net、Guide&Informといった機能も利用可能だ。


MQBを用いることで、フロントアシストやACC、ブラインドスポットディテクション、リヤトラフィックアラート、パークアシストといった安全・快適機能も充実している。

エンジンはガソリンが1.0 MPI(65ps/72ps)、1.0 TSI(95ps/115ps)、1.5 TSI(150ps)、ディーゼルが1.6 TDI(80ps/90ps)を設定。さらに、天然ガス仕様の1.0  TGI(90ps)も選ぶことが可能だ。

トランスミッションは5速または6速マニュアルに加えて、TSIと1.6 TDI(95ps)では7速Sトロニックが用意される。

装備レベルは、トレンドライン、コンフォートライン、ハイライン、そして、R-Lineを設定。さらに、「Beats」の300Wのオーディオシステムを搭載する仕様も用意されている。


加えて、スポーツモデルのGTIが設定。エンジンは200psの2.0 TSIを搭載し、6速マニュアルまたは7速DSGが組み合わされる。


フォルクスワーゲンは、このポロを2017年内にヨーロッパで発売する予定。日本での発売は来年以降になりそうだ。


(Text by S.Ubukata)