2018年1月17日、フォルクスワーゲン グループは、2017年の販売台数が1074万1500台となったと発表した。
この数字は前年を4.3%上回るもので、過去最高を記録している。

市場別では、ヨーロッパでは前年比+3.3%の432万8500台、北米では前年比+4.0%の97万6400台、アジア太平洋地域では前年比+4.3%の450万5800台を販売。うち、単一市場として最大規模の中国は、+5.1%の418万4200台となった。

フォルクスワーゲン グループのマティアス・ミュラーCEOは、「過去最高の販売台数を達成できたのは、全グループブランドと従業員の力強いチームワークによるものです。これらの数は、お客様が弊社に寄せてくださった信頼と受け止め、大変感謝しております。 私たちは、世界中のお客様の期待に応えるばかりでなく、それをさらに超えるために、2018年もできる限りの努力を続けてまいります。私たちは、e-モビリティ、自動運転、新しいモビリティ サービス、そしてデジタル化といった未来のモビリティに対して、自己資金での大規模な投資を実施しています。同時に、従来からのテクノロジーや車両の開発も継続しています。今回の販売台数は、私たちのアプローチが適切であった証として受け止めております」と述べている。

なお、1074万台という販売台数は、トヨタグループを上回る見込み。ルノー・日産アライアンスの販売台数によってはフォルクスワーゲン グループが2連連続の首位となる。

(Text by S.Ubukata)