2017年10月19日、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、「ゴルフ」の電気自動車である「eゴルフ」を発表し、2017年末より納車を開始する。
日本導入が延期されていて「eゴルフ」が、ゴルフのフェイスリフトを経て、ようやく日本でも発売されることになった。

最新のeゴルフは、駆動用リチウムイオンバッテリーの性能向上により、容量が24.2kWhから35.8kWhにアップしたことで、航続距離(JC08モード)が215kmから301kmに拡大した。

搭載される電気モーターは、最高出力100kW(136ps)、最大トルク290Nm(29.5kgm)にパワーアップ。0-100km/h加速9.6秒、最高速は150km/hをマークする。


充電は普通充電(200V)と急速充電(CHAdeMO)に対応する。普通充電ポートは、フロントグリルのVWエンブレム内に設置される。


一方、急速充電ポートは車体右側面、ガソリン車の給油口の位置に設置される。


EV/PHEV(プラグインハイブリッド)車専用機能を搭載したDiscover Proを標準で装着。専用の「eマネージャー」により充電予約や、ナビゲーション画面への走行可能エリアの表示が可能だ。

さらに、モバイルオンラインサービスの「Volkswagen Car-Net」により、最新の充電ステーションを検索することもできる。

EV/PHEV(プラグインハイブリッド)専用アプリの「Volkswagen Car-Net e-Remote」は、車外からのエアコンのオンオフ、充電予約、駐車位置の確認機能に加えて、スマートフォンで検索した目的地をDiscover Proで共有できるオンライン目的地インポート機能が追加されている。


運転支援システムとしては、プリクラッシュブレーキシステム"Front Assist"やアダプティブクルーズコントロール"ACC"、レーンキープアシストシステム"Lane Assist"、渋滞時追従支援システム"Traffi Assist"、ブラインドスポットディテクション、リヤトラフィックアラートなどを標準で装着する。

デジタルメータークラスター"Active Info Display"、ダイナミックコーナリングライト、ダイナミックライトアシスト、ダークテールランプ、LEDテールランプ(ダイナミックインジケーター付き)からなる「テクノロジーパッケージ」はオプションとなる。

ボディカラーはピュアホワイトのみで、価格は499万円。平成29年度クリーンエネルギー自動車事業補助金の対象で、申請により30万1000円が支給される。

なお、注文については、2017年12月25日まではインターネット専用サイトからの事前申込みとなり、2017年内はオプションのテクノロジーパッケージ装着車のみが注文可能だ。

詳細はeゴルフスペシャルサイト(http://golf.volkswagen.co.jp/e-golf/)を参照のこと。

(Text by S.Ubukata)