まずはこちらの「フォルクスワーゲン1500コンバーチブル」。"タイプ3コンバーチブル"は、量産されることはなかったものの、ハンドクラフトで16台が製作された。
写真は1961年に製作のプロトタイプで、当時、カルマン社のテクニカルマネージャーだったヨハネス・ビースコウ氏が社用車として使用。その後、オスナブリュックにあるカルマンコレクションに寄贈されている。
この車両を2015年から2017年にほぼ新車のコンディションにレストアし、今回展示することになった。
もう一台が「カルマンギア1600 タイプ34 コンバーチブル」。こちらも量産されなかったカブリオレで、10数台がつくられたという。写真もその一台で、"タイプ3コンバーチブル"同様、なかなかお目にかかれないクルマだけに、ファンにとっては見逃せない展示になるだろう。
(Text by S.Ubukata)