【スペーサーの使用例】(左:純正状態 右:前後にホイールスペーサーを装着後)
画像のゴルフ4 GTIのようにホイールスペーサーを使うと純正ホイールでも手軽にクルマのイメージを変えることが出来ます。それでは、どのようにホイールスペーサーを使用、装着するのか見ることにします。
■スペーサー未装着の状態
スペーサーを装着していない状態では、 ■ハブなしスペーサーを装着した状態
画像のスペーサーは厚さ5mmのスペーサーを装着した状態です。スペーサーの装着によって、ハブの突き出し量が低くなったことが分かります。突き出し量の減少によりホイール側のセンターホールに届かなくなる可能性が発生します。
■ハブ付きスペーサーを装着した状態
画像はハブ付きスペーサーを装着した状態です。スペーサー未装着の状態と同じようにスペーサー自体に突き出したハブを持たせることでホイールのセンターを確保することが出来る構造になっています。ただし、ハブ付きスペーサーとして成立するには条件があります。それは、車両側の突き出しハブをスペーサー内に収容できる構造でなければなりません。
画像のゴルフ4 GTIのようにホイールスペーサーを使うと純正ホイールでも手軽にクルマのイメージを変えることが出来ます。それでは、どのようにホイールスペーサーを使用、装着するのか見ることにします。
スペーサーを装着していない状態では、
画像のスペーサーは厚さ5mmのスペーサーを装着した状態です。スペーサーの装着によって、ハブの突き出し量が低くなったことが分かります。突き出し量の減少によりホイール側のセンターホールに届かなくなる可能性が発生します。
画像はハブ付きスペーサーを装着した状態です。スペーサー未装着の状態と同じようにスペーサー自体に突き出したハブを持たせることでホイールのセンターを確保することが出来る構造になっています。ただし、ハブ付きスペーサーとして成立するには条件があります。それは、車両側の突き出しハブをスペーサー内に収容できる構造でなければなりません。
この装着例は、フロント側に10mmのハブ付きスペーサーを装着した例です。ハブ付きスペーサーの使用方法において、この組み合わせを理解すれば、スペーサーのサイズ選定や活用方法はバッチリなのでよく見てください。まず、前述したようにフロント側のハブ突き出し量は約13.5mmです。そこに厚み10mmのスペーサーを装着すると約3.5mmだけスペーサーから車両側のハブが突き出る計算になります。車両側のハブ外径もスペーサーのハブ外径も同じ57mmという外径になるので、スペーサーの厚みが車両側のハブ突き出し量より少ない場合は、本来であれば成立しません。
では、どのようにして厚さ10mmのスペーサーに13.5mmの突き出しハブを収納し、同じ外径の突き出しハブをスペーサー側に確保できるのか見てみましょう。
この画像は「iEXERT ホイールスペーサー10mmハブ付き」を車両側装着面から見た様子です。 スペーサーの厚みは10mmですが、純正ハブを収納するスペーサーのセンターホールの奥行きは13.8mm確保しています。その理由は突き出しハブ付け根付近のテーパー形状にあります。
画像からも分かるように、スペーサー側の突き出しハブの付け根付近がテーパー状になっています。そうすることによって、内径寸法と奥行きを確保しているのです。ご覧のように車両側の突き出しハブはスペーサー内にちゃんと収納されているのが分かります。残念ながら、これですべてクリアした訳ではありません。10mmハブ付きスペーサーを使用する場合はホイール側とのマッチングを確認する必要があるのです。
こちらは、純正アルミホイールのセンターホール。この様にセンターホールの入り口が大きく面取りされていれば、スペーサー側の突き出しハブの付け根付近のテーパー形状をホイール側も収納できるので、組み合わせて使用することが出来ます。
こちらは、社外のアルミホイールにハブリング(内径を変換するリング)を装着した状態のセンターホール。ホイールメーカーにより面取りの角度や奥行き、ハブリングの形状に違いがあるので、スペーサー自体をホイール側に当ててスペーサーがホイール側に密着するまで入るか確認することが必要になります。
こちらは、社外のアルミホイールで、 フォルクスワーゲン、アウディ用に設計されたセンターホール。ホール入り口の面取りが少ないのが分かります。この状態ではスペーサー側の突き出しハブ付け根付近のテーパーを収納できずに当たってしまう可能性があります。テーパー部が当たってしまう場合はスペーサーはホイール側に密着することが出来ませんので、装着は不可となります。
では、どのようにして厚さ10mmのスペーサーに13.5mmの突き出しハブを収納し、同じ外径の突き出しハブをスペーサー側に確保できるのか見てみましょう。
このように、ホイール側の自由度を上げるためにスペーサー側の突き出しハブ付け根付近のテーパー形状は必要以上に大きく出来ない理由があります。
今度は、リア側にハブ付きスペーサー15mm厚を装着した状態です。前輪駆動車の場合、リアのハブ突き出し寸法は14~15mm近くありますので、10mmハブ付きの収納限度を超えます。15mm以上のスペーサーの場合は車両側ハブの収納寸法はスペーサー自体の厚みで確保できますので、10mmハブ付きスペーサーのような心配はなくなります。
ここまで内容を踏まえた上で、ホイールスペーサーを安全に正しく利用するための注意項目をまとめてみました。
・ホイールを外側に何ミリ出すのかを計測する。(出しすぎると車検の基準に抵触する可能性があります。)
・ハブなしホイールスペーサーを使用する場合、ホイールのセンターをキープできるかを確認する。
・ハブ付きスペーサーを使用する場合、スペーサーがブレーキローター面に完全に密着するかを確認する。密着しない場合は、車両側ハブの収納スペースに問題あり。
・ハブ付きスペーサーを使用する場合、スペーサーをホイールのセンターホールに挿入し、スペーサーとホイールの合わせ面が完全に密着するかを確認する。密着しない場合は、スペーサー側の突き出しハブ付け根付近のテーパー形状とホイール側センターホール入り口付近の面取りサイズの不適合。
・スペーサーの厚み分だけ、ホイールボルトを延長する必要がありますので、必ずホイールの規格に適合したロングボルトに変更する。
以上、ホイールスペーサーを正しく安全に使用して、クルマのイメージアップの参考にしてください。
◆8speed.netでは皆さんの疑問・質問を募集しています。
こちらにある【エディターチームより】をご確認いただきましてから、お問い合わせフォームより送ってください!お待ちしております!!
ここまで内容を踏まえた上で、ホイールスペーサーを安全に正しく利用するための注意項目をまとめてみました。
・ホイールを外側に何ミリ出すのかを計測する。(出しすぎると車検の基準に抵触する可能性があります。)
・ハブなしホイールスペーサーを使用する場合、ホイールのセンターをキープできるかを確認する。
・ハブ付きスペーサーを使用する場合、スペーサーがブレーキローター面に完全に密着するかを確認する。密着しない場合は、車両側ハブの収納スペースに問題あり。
・ハブ付きスペーサーを使用する場合、スペーサーをホイールのセンターホールに挿入し、スペーサーとホイールの合わせ面が完全に密着するかを確認する。密着しない場合は、スペーサー側の突き出しハブ付け根付近のテーパー形状とホイール側センターホール入り口付近の面取りサイズの不適合。
・スペーサーの厚み分だけ、ホイールボルトを延長する必要がありますので、必ずホイールの規格に適合したロングボルトに変更する。
以上、ホイールスペーサーを正しく安全に使用して、クルマのイメージアップの参考にしてください。
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