■ 車種・モデル: ニュービートルカブリオレ
■ ボディカラー: ロイヤルネイビーメタリック
■ 購入時期: 2003年6月
■ 気に入ってるポイント: 紺色に中がベージュの内装の組み合わせ。クラシックなスタイリング。

古都鎌倉、鶴岡八幡宮から歩いてすぐそばにある小さい喫茶店「Life<ライフ>」。元々骨董品屋さんだったところに橋本さんが「Life」をオープンしたのは今から3年前。

いま流行りのコジャレタ感じのカフェとは違い、「Life」には鎌倉らしいゆったりとした時間が流れている。とても落ち着いた雰囲気は居心地が良く、地元の人だけではなくわざわざ遠方から来る常連客も少なくない。

「Life」に一歩足を踏み入れれば、落ち着いた雰囲気の理由はすぐにわかるだろう。店内に流れるジャズのスタンダード、壁にかかった古い時計、ダイヤル式の黒電話、年季の入った床板 ・・・これらは橋本さんがこだわって選んだモノばかり。「最近は次から次へと新しいものが出ますよね。僕は新しいものはあまり好きじゃないんです。どちらかと言えば古いモノや古いデザインが好きなんです。」橋本さんが言うように、冬場の店内には昔懐かしいアラジンの石油ストーブが活躍する。また昭和40年代の古いステレオで聴くジャズのレコードは、CDには無い温かさを感じる。黒いカリモクのチェアや白山陶器のコーヒーカップは1960年代からデザインが変わっていないそうだ。

そんな古き良き時代のデザインが好きな橋本さんが、13年間所有したクルマの次に選んだのはニュービートルカブリオレ。「もともと4シーターのオープンカーが好きなんです。クルマそのものは古くないかもしれないけど、やはり昔のビートルをモチーフにしたクラシックなデザインが気に入って買ったんです。ニュービートルが出てから、いつかはカブリオレが出ると信じて待ってたんです。」
オープン時にソフトトップを格納せず、折りたたんで背負っているスタイルなどは初代ビートルカブリオレと同じスタイルだ。新しいけどクラシカルなニュービートルに惹かれた人は、橋本さん以外にも多いのではないだろうか。「あと、ニュービートルカブリオレのオーディオってカセットなんですよ。こんなところも気に入ってます。」と私より若いのに、渋いことを言う橋本さん。

「でもLifeには古き良き時代のモノばかりではないんですよ。店内にフリースポットを設置しているので、無線LAN対応のPCを持ち込めばブロードバンドインターネットを無料で利用できます。」

「Life」に来るお客さんはみんな、まったりとそれぞれの時間を愉しんでいる。そういえば数年前に、「Go Slow. New Beetle」というニュービートルのプロモーションキャンペーンがあった。ニュービートルカブリオレを所有する橋本さんのお店「Life」は、まさに「Go Slow.」な喫茶店と言える。鎌倉に行く機会のある方は是非ともお立ち寄りください。

(Text by M.MAKIMURA)

◆ "Life" 
鎌倉市雪ノ下3-1-27
営業時間や休日はBlogで確認ください。
http://pub.ne.jp/life4zushi/
http://life-kamakura.shop-pro.jp/ (web shop)

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