■ 車種・モデル: ニュービートル
■ ボディカラー: テクノブルーパールエフェクト
■ 購入時期: 1999年11月
■ 気に入ってるポイント:長く付き合える、古さを感じさせないデザイン
新車を購入した時に販売店からもらえる「Service Library」の表紙や、2008年に行われたフォルクスワーゲンフェストのスタンプラリーや記念撮影用の写真パネル。フォルクスワーゲンの様々なモデルが可愛らしい表情で楽しそうにしている。フォルクスワーゲンユーザーであれば二宮さんのイラストを1度は見たことがあるだろう。絵を描くことが好きでイラストレーターの道を選んだ二宮さんは、テクノブルーパールエフェクトのニュービートルを所有している。

ニュービートルとの初めての出会いは、まだ日本で発売される前のことだった。旅行先のシアトルでニュービートルの車内にある一輪挿しのデイジーを見た時に、ニュービートルの可愛らしい雰囲気に魅かれてしまった。それまで乗っていたシトロエンのBXとは正反対の丸いデザインのニュービートルを選んだ理由は?「クルマに限らないことなんですが、僕は一つのモノを長く使いたいんです。だから長く使っていても飽きが来ない、そして古さを感じさせないモノを選びます。」Type 1のスタイルをモチーフとし、現代風に表現しているニュービートルは二宮さんにはぴったりなクルマだった。

「日本にニュービートルが導入されてすぐに購入したんですが、もう10年も経つんですよ。ニュービートルのオーナーはみんな次期ニュービートルを待っていると思うんです。他のフォルクスワーゲンモデルに乗っている自分をイメージすることができません。」次期ニュービートルについての情報が何もないので乗り換えの目処がつかないことがもっぱらの悩みの種のようだ。

「自分が乗っているクルマの絵を描いて認められたことが嬉しかった。」と振り返る二宮さん。最近は子供教育関係の仕事が増えてきたそうだ。「子供が生まれたことが大きく影響していますよね。」今後はイラストレーターだけではなく、絵本作家として活動を広げていきたいとのこと。以前e-shopでも販売されていた「ニュービートルくんとたびにでよう!」の続編を期待してしまう。

最後に二宮さんにとってニュービートルとは何かを訊いてみた。「ニュービートルは家族の次に大切なモノ。家族やペットと同じという人もいるかもしれませんが、あくまでもニュービートルはモノなので。シンプルなデザインのニュービートルは、自然体で付き合えるクルマですね。」肩に力を入れることなく付き合えるニュービートルは、二宮さんにとって欠かす事のできない道具だった。


(Text by M.MAKIMURA)

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