■ ボディカラー: ドラゴン グリーン パールエフェクト
■ 購入時期: 2007年11月
■ 気に入っているポイント: しっかりとしたボディ、ミニバンとは思えないハンドリング、VR6エンジン
1997年から1999年まで日本に導入されていたシャラン。フォードと共同で開発された、フォルクスワーゲンとして初めてのミニバンだ。たしか日本での販売台数は1100台前後だろうか。
大貫さんが所有するのは、ちょっと珍しいグリーンのシャラン。当時乗っていたクルマのATが壊れ、治そうか買い換えようか悩んでいる時に、友人より「知り合いがシャランを手放すんだけど、乗らない?」と言われたのがきっかけだった。「それだったら乗ってみようかなと思い譲ってもらいました。実は、どうしてもシャランが欲しいという訳ではなかったんです。」普段は自宅から事務所までの往復や、取材の足としてフル稼働している。
「もうすぐ10万キロなんですが、ボディや足廻りが全然やれていないんです。正直言って、フォードとの共同開発だから、フォルクスワーゲンらしさを期待して無かったんですが、とてもしっかりしているクルマですね。」話をうかがった後に試乗させてもらったが、ちょっとした段差を乗り越えてもボディが軋む音は皆無だった。モノスペースのボディで、さらにもうすぐ10万キロの車とは思えなかった。
「車内はとても静かで、エアコンやエンジンは聞こえますが、足廻りから異音がしたり、ダッシュボードのガタつきやビビリ音も無くて静かなんですよ。バカにしていた訳ではないんだけど、意外にしっかりしているので驚きました。10年経った国産車のミニバンで、ここまでしっかりとしたクルマって無いんじゃないですか。」
ボディ以外はどうかだろう?「エンジンがまた良いんですよ。VR6はDOHCよりシュンシュン回る感じがするし、アクセルのレスポンスも良い。本当にたいしたもんだと思います。VR6って根強いファンが多いんですが、その気持がわかりました。燃費が悪いのが玉に瑕ですけど(笑)あと、ミニバンらしくないハンドリングも気に入っています。重いボディを感じさせないで、切った分だけスムーズにしっかりと曲がるし、高速巡航時はピタッと安定しているんです。とても自然なハンドリングはミニバンに乗っている感じがしないです。」さらにホイールを鍛造のアルミに替えてから、バネ下が軽くなり乗り心地も向上したそうだ。一見、ホイールキャップかと思わせる無骨なデザインがシャランのデザインと合っている。
逆に気に入らないところは無いか訊いてみた。「欠点はやはり燃費かな。街中でエアコン全開で5km/l前後、高速で8km/l前後です。あと、不満というわけではないのですが、内装のデザイン。特に不便なわけではないので、ユニークな感じで良いかなぁと思うようになりましたが。」エアコンが壊れたり、ATFが漏れるトラブルがあったがそれ以外はすこぶる快調な大貫さんのシャラン。
「実際に乗ってみて初めてわかったけど、こんなにしっかりとしたボディで、全然やれないのなら長く乗ってもいいと思うようになった。乗り換えるクルマがなくて、シャランに乗り続けている人っているんじゃないですか?乗っているのが辛くなってきたら乗り換えると思うんですが、全くそんなことないですね。」
取材でお邪魔する数日前に、大貫さんはシャランの車検をとっていた。「車検を継続するかどうか悩んだんですが、来年新しいシャランが日本に導入されるかもしれないと聞いて車検をとりました。しっかりとしたボディやハンドリング、足廻りがどのように進化しているか、今から楽しみです。おそらくちゃんと受け継がれていると思いますが。」
フォルクスワーゲンが初めて作ったミニバン、初代シャランのDNAがどのぐらい新型に残っているか、私も確認したくなった。来年に新型が導入した場合、大貫さんのシャランを貸してもらうお願いをしてしまった。
(Text by M.MAKIMURA)
■「My VW, My Audi」で皆さんの愛車自慢、あるいはフォルクスワーゲン/アウディ各モデルのオーナーズクラブをご紹介させてください!!皆さんのフォルクスワーゲンライフやアウディライフ、愛車とのエピソード、普段フォルクスワーゲンやアウディに乗っていて感じたことや楽しい思い出等、またはオーナーズクラブのイベントや活動の告知、オーナーズクラブメンバーの募集などをご紹介します!!
こちらからお問い合わせください。お待ちしております!!
こちらからお問い合わせください。お待ちしております!!