横川 会社の若い人がうちのクルマ(ゴルフ1)に乗るとみんな楽しそうですね。『レトロだね』って言いますよ。レトロっちゃレトロなんだけど。君が生まれる前のクルマだよって。でも、全然高速道路だって走るよって。
小倉 普通に現役なんだよね。
横川 何も不自由ないですよ。
田中 最近、ついに自分の生まれ年と同じゴルフ2が欲しいって見に来る人が増えてきましたよ。
小倉 あぁそうっ!
田中 どっちが先かはわからないんですが。先にゴルフ2が欲しくなって、買うなら自分と同い年が良いと思ったのか。
横川 そうかぁ、それだけ選べるんだな、ゴルフ2って。いっぱい走ってたもんなぁ。
田中 まだ多いですよね。
横川 良いデザインだもんなぁ。
- (下に停めてある2台を見て)並べてみると全然大きさ違いますよね。
横川 丸いよね、全体的に。ドアは厚いのかな。(中は)広い?
田中 ドアはでかいですね。
横川 水色(横川さんのゴルフ1)はそんなに狭くは感じないんだよね。ペラペラだからかもしれないけど。
田中 幅自体は3センチしか変わらないんですよね。全体的なボリューム感だと思いますよ。
横川 (ゴルフ1は)反対側の窓に手が届きますからね(笑)。
一同 (笑)
横川 今の(ゴルフ)5だと届かないですからね。
田中 でも、見ると(ゴルフ)1ですよね。デザインは1ですよ!
横川 よくここまで実用車をデザインしたなって、思いますよね。最初は日本では人気がなかったって聞きましたね。なじゃこりゃ、この背の高いクルマは? って。
小倉 ゴルフ1の開発者達は、自ら「ふとっちょで短いヤツ」って呼んでたらしいよ。
横川 僕なんか小学生の頃にゴルフ1を見ていたと思うんですが、全然興味が無かったですよね、当時はスーパーカーブームだったんで。『ゴルフとかって変な名前』って記憶ぐらいですね。
田中 僕も子供の頃は、道行くクルマで気になるのはゴルフではなくてビートルでしたね。
横川 黄色いビートルを5台見ると幸せになるとか言ってましたよね。
田中 ありました!
小倉 そんな話があったんだ??
田中 ありました。『オレ今日、3台見た!』って言いあってました。
小倉 あっ!ここで、世代の違いが・・・
横川 多くも少なくもない台数だったんと思うんですよ、ビートルが。
- 横川さんは中古車店でゴルフに出会うまで、ゴルフを意識したことはなかったんですか?
横川 全くなかったですね。近所のヤナセの中古車センターで、100万円の予算で買えるクルマゴルフだったんです。親父がローレルに乗っていたんですが、ゴルフはまるで違ったんですよ。高速でもピシッと安定していて。出足も元気な感じで、ハンドリングも良かったです。もし知っていたらGTIを探していたと思うんですよ。たまたま何も知らないとこから乗り出したのでいろいろと調べるようになりました。『なんでこんなに違うんだろうな?』って思うとどんどん知りたくなりますよね。
小倉 でも、ゴルフって乗れば乗るほどスタンダードな方が良いって思うようになるんだよね。
一同 ふーん。
小倉 例えば、ゴルフ2ならシングルカムのCLiのほうがゴルフらしかったり。もちろんGTIもいいんだけど。ドイツの郊外の家族が、お父さんに連れられてみんなで出掛ける絵が浮かんでくるんだよね。あるいは、後ろにいっぱい荷物を積んで仕事で走っているゴルフとか、そういう妄想が湧いてくるんだよね、シングルカムのほうが。
横川 しかも、ちゃんと回せば走るのがいいですよね。どうにもならないほど非力ではないし。ドイツで小さい排気量のレンタカーを借りたときに思いますけど、使いきれば使えるってところが合理的だなって。でも、よく体のでかい人が当時このサイズのクルマを作ったなぁって思いますよね。平均身長がどれくらい変わったかわからないけど、今知り合いのドイツ人は絶対に入らないだろうって思いますよね。
小倉 いや、ゴルフ5でもやばいかなって気がするんだよね。
横川 そうですよね、彼等はすごいストイックだよね。
田中 うちのお客さんでも、この間ツアーでドイツに行ったときにゴルフ2に乗っている話をしたら、『よくあんなちいちゃいクルマに乗ってるな。やっぱり日本人は変わっている』って言われたそうですよ。
一同 (笑)
田中 やはり、何かのバランスでこのサイズを作ったんでしょうね。ドイツ人には小さかったから、今どんどん大きくなっているんでしょうけど。
横川 しょうがないとは言え、本当にでかくなってきましたよね、今のゴルフは。
- ゴルフが日本に登場した頃の日本車ってどんな感じでした?
小倉 スリーボックスが主流だよね。ハッチバックがバンと揶揄された時代もあったからね。そういうとゴルフは画期的だったんだろうね。
- これからヤングクラシックスのムーブメントは日本でどうでしょうかね?
小倉 ゴルフ2は実用車としてまだ使えるし、ファーストカーとしても全然おかしくないと思うし。
横川 300万で国産ミニバン買うのもいいけど、50万で買って200万かけて修理すれば・・・もう、完璧ですよ。
小倉 その意見に拍手!!
横川 いや、僕は本当にそう思います。結構高いんですよねミニバンも。
田中 うちのお客さんもそういう感覚で計算していたりしてますけどね。5年7年乗ってみてどうだろうって判断している人いますよね。
小倉 クルマ生活を楽しむための素材だと考えれば、直していくことも『楽しみのひとつ』って感覚になるとは思うんだけど・・・これはクルマ好きに偏った考えなのかもしれないね。
横川 そうなんですよね。家電感覚でクルマを買う人が多いようですね。ゴルフ2をハイブリッドに変えるコンバージョンキットとか出ないですかね?
田中 ハイブリッドは大変なんで、電気自動車かなって。今年中にゴルフ2をEVにしますよ。
小倉 大学と一緒にやってるんだよね。
横川 それ(ゴルフ2)は良い選択だ。骨もしっかりしているし。
小倉 エンジン音も排気音も無いゴルフ2が、ぴゅーっと来るんだよ(笑)。
一同 (笑)
- オグラさん、EVだとイノダまで行けないですね。
小倉 今のところリーフでも200kmみたいだしね(笑)でも、悪いけどオレは歳も歳だし、ガソリン車とともに死ぬよ(笑)
一同 (笑)
小倉 話が思わぬ方へ行ってしまって(笑)ヤングクラシックスから電気自動車まで行きましたが。
田中 でも今までとは違った(タイプの)クルマ好きのお客さんが増えてますよね。
小倉 それはホイール変えたり、いじって喜ぶタイプではないと。
田中 乗って楽しいかわった車が欲しいんでしょうが、自分の個性やアイデンティティを表現するモノとして・・・例えば、家でも建売じゃなくて注文住宅が良いって人いるじゃないですか。たぶんクルマもそうだし。普通の家電と同じ感覚でクルマを買うことをヨシとしない人がいるんですよね。っで、自分を表現する道具なのかなって感じがします。
横川 80年代から90年代ってわりとそんな感じで楽しんでましたよね。一時期そういうのが無くなってきてもうダメなのかなって思ってましたが、田中さんの話を聞いてるとそんなことなさそうですね。
田中 うちの店だと売れ方が違う感じですね。スペックとじゃないんですよね。乗って楽しいかとかが基準で選んでいますよね。
横川 ゲームのWiiがヒットしたの理由は、テクノロジーとしては新しくないのに、みんなでやるということで面白さが広まったそうですね。クルマもスペックだけではないんですよね。クルマもスペック以外にも、『違う』とか『面白い』みたいな選択肢が増えるともっと盛り上げると思うんですけどね。
- シンプルなところに惹かれたり、共感する人が多いんでしょうか?
小倉&横川 いると思いますよ。
田中 今後うちのお店では、新車で選択肢がないからゴルフ2を新車に出来る限り近いクォリティで不安なく乗れるようにしたいと考えているんですよね。まだまだ出来ていないんですが。自分が買い物をするときそうなんですが、同じ金額の商品を買ったとしても、何かが広がったりとか、何かが豊かになったりとか、何か得られるものがあったりとか、やっぱりそういうふうになりたいなぁって思うんですよ。ただ良いだけではお金を払わないお客さんがいるんじゃないかな。でも、ヤングクラシックスって、シンプルに生きるみたいなかんじしません。そういう哲学的なところに行きますよね。
横川 ロハスっぽい感じですか。
田中 ヤングクラシックスってロハスに通じるかもしれないですね。古いモノを大事にすることってエコですしね。
横川 税金も下げて欲しいな(笑)
小倉 結論でましたね。
■「My VW, My Audi」で皆さんの愛車自慢、あるいはフォルクスワーゲン/アウディ各モデルのオーナーズクラブをご紹介させてください!!皆さんのフォルクスワーゲンライフやアウディライフ、愛車とのエピソード、普段フォルクスワーゲンやアウディに乗っていて感じたことや楽しい思い出等、またはオーナーズクラブのイベントや活動の告知、オーナーズクラブメンバーの募集などをご紹介します!!
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小倉 普通に現役なんだよね。
横川 何も不自由ないですよ。
田中 最近、ついに自分の生まれ年と同じゴルフ2が欲しいって見に来る人が増えてきましたよ。
小倉 あぁそうっ!
田中 どっちが先かはわからないんですが。先にゴルフ2が欲しくなって、買うなら自分と同い年が良いと思ったのか。
横川 そうかぁ、それだけ選べるんだな、ゴルフ2って。いっぱい走ってたもんなぁ。
田中 まだ多いですよね。
横川 良いデザインだもんなぁ。
横川 丸いよね、全体的に。ドアは厚いのかな。(中は)広い?
田中 ドアはでかいですね。
横川 水色(横川さんのゴルフ1)はそんなに狭くは感じないんだよね。ペラペラだからかもしれないけど。
田中 幅自体は3センチしか変わらないんですよね。全体的なボリューム感だと思いますよ。
横川 (ゴルフ1は)反対側の窓に手が届きますからね(笑)。
一同 (笑)
横川 今の(ゴルフ)5だと届かないですからね。
田中 でも、見ると(ゴルフ)1ですよね。デザインは1ですよ!
横川 よくここまで実用車をデザインしたなって、思いますよね。最初は日本では人気がなかったって聞きましたね。なじゃこりゃ、この背の高いクルマは? って。
小倉 ゴルフ1の開発者達は、自ら「ふとっちょで短いヤツ」って呼んでたらしいよ。
横川 僕なんか小学生の頃にゴルフ1を見ていたと思うんですが、全然興味が無かったですよね、当時はスーパーカーブームだったんで。『ゴルフとかって変な名前』って記憶ぐらいですね。
横川 黄色いビートルを5台見ると幸せになるとか言ってましたよね。
田中 ありました!
小倉 そんな話があったんだ??
田中 ありました。『オレ今日、3台見た!』って言いあってました。
小倉 あっ!ここで、世代の違いが・・・
横川 多くも少なくもない台数だったんと思うんですよ、ビートルが。
- 横川さんは中古車店でゴルフに出会うまで、ゴルフを意識したことはなかったんですか?
横川 全くなかったですね。近所のヤナセの中古車センターで、100万円の予算で買えるクルマゴルフだったんです。親父がローレルに乗っていたんですが、ゴルフはまるで違ったんですよ。高速でもピシッと安定していて。出足も元気な感じで、ハンドリングも良かったです。もし知っていたらGTIを探していたと思うんですよ。たまたま何も知らないとこから乗り出したのでいろいろと調べるようになりました。『なんでこんなに違うんだろうな?』って思うとどんどん知りたくなりますよね。
小倉 でも、ゴルフって乗れば乗るほどスタンダードな方が良いって思うようになるんだよね。
一同 ふーん。
小倉 例えば、ゴルフ2ならシングルカムのCLiのほうがゴルフらしかったり。もちろんGTIもいいんだけど。ドイツの郊外の家族が、お父さんに連れられてみんなで出掛ける絵が浮かんでくるんだよね。あるいは、後ろにいっぱい荷物を積んで仕事で走っているゴルフとか、そういう妄想が湧いてくるんだよね、シングルカムのほうが。
横川 しかも、ちゃんと回せば走るのがいいですよね。どうにもならないほど非力ではないし。ドイツで小さい排気量のレンタカーを借りたときに思いますけど、使いきれば使えるってところが合理的だなって。でも、よく体のでかい人が当時このサイズのクルマを作ったなぁって思いますよね。平均身長がどれくらい変わったかわからないけど、今知り合いのドイツ人は絶対に入らないだろうって思いますよね。
小倉 いや、ゴルフ5でもやばいかなって気がするんだよね。
横川 そうですよね、彼等はすごいストイックだよね。
田中 うちのお客さんでも、この間ツアーでドイツに行ったときにゴルフ2に乗っている話をしたら、『よくあんなちいちゃいクルマに乗ってるな。やっぱり日本人は変わっている』って言われたそうですよ。
一同 (笑)
田中 やはり、何かのバランスでこのサイズを作ったんでしょうね。ドイツ人には小さかったから、今どんどん大きくなっているんでしょうけど。
横川 しょうがないとは言え、本当にでかくなってきましたよね、今のゴルフは。
- ゴルフが日本に登場した頃の日本車ってどんな感じでした?
小倉 スリーボックスが主流だよね。ハッチバックがバンと揶揄された時代もあったからね。そういうとゴルフは画期的だったんだろうね。
- これからヤングクラシックスのムーブメントは日本でどうでしょうかね?
小倉 ゴルフ2は実用車としてまだ使えるし、ファーストカーとしても全然おかしくないと思うし。
横川 300万で国産ミニバン買うのもいいけど、50万で買って200万かけて修理すれば・・・もう、完璧ですよ。
小倉 その意見に拍手!!
横川 いや、僕は本当にそう思います。結構高いんですよねミニバンも。
田中 うちのお客さんもそういう感覚で計算していたりしてますけどね。5年7年乗ってみてどうだろうって判断している人いますよね。
小倉 クルマ生活を楽しむための素材だと考えれば、直していくことも『楽しみのひとつ』って感覚になるとは思うんだけど・・・これはクルマ好きに偏った考えなのかもしれないね。
田中 ハイブリッドは大変なんで、電気自動車かなって。今年中にゴルフ2をEVにしますよ。
小倉 大学と一緒にやってるんだよね。
横川 それ(ゴルフ2)は良い選択だ。骨もしっかりしているし。
小倉 エンジン音も排気音も無いゴルフ2が、ぴゅーっと来るんだよ(笑)。
一同 (笑)
- オグラさん、EVだとイノダまで行けないですね。
小倉 今のところリーフでも200kmみたいだしね(笑)でも、悪いけどオレは歳も歳だし、ガソリン車とともに死ぬよ(笑)
一同 (笑)
小倉 話が思わぬ方へ行ってしまって(笑)ヤングクラシックスから電気自動車まで行きましたが。
田中 でも今までとは違った(タイプの)クルマ好きのお客さんが増えてますよね。
小倉 それはホイール変えたり、いじって喜ぶタイプではないと。
田中 乗って楽しいかわった車が欲しいんでしょうが、自分の個性やアイデンティティを表現するモノとして・・・例えば、家でも建売じゃなくて注文住宅が良いって人いるじゃないですか。たぶんクルマもそうだし。普通の家電と同じ感覚でクルマを買うことをヨシとしない人がいるんですよね。っで、自分を表現する道具なのかなって感じがします。
横川 80年代から90年代ってわりとそんな感じで楽しんでましたよね。一時期そういうのが無くなってきてもうダメなのかなって思ってましたが、田中さんの話を聞いてるとそんなことなさそうですね。
田中 うちの店だと売れ方が違う感じですね。スペックとじゃないんですよね。乗って楽しいかとかが基準で選んでいますよね。
横川 ゲームのWiiがヒットしたの理由は、テクノロジーとしては新しくないのに、みんなでやるということで面白さが広まったそうですね。クルマもスペックだけではないんですよね。クルマもスペック以外にも、『違う』とか『面白い』みたいな選択肢が増えるともっと盛り上げると思うんですけどね。
- シンプルなところに惹かれたり、共感する人が多いんでしょうか?
小倉&横川 いると思いますよ。
田中 今後うちのお店では、新車で選択肢がないからゴルフ2を新車に出来る限り近いクォリティで不安なく乗れるようにしたいと考えているんですよね。まだまだ出来ていないんですが。自分が買い物をするときそうなんですが、同じ金額の商品を買ったとしても、何かが広がったりとか、何かが豊かになったりとか、何か得られるものがあったりとか、やっぱりそういうふうになりたいなぁって思うんですよ。ただ良いだけではお金を払わないお客さんがいるんじゃないかな。でも、ヤングクラシックスって、シンプルに生きるみたいなかんじしません。そういう哲学的なところに行きますよね。
横川 ロハスっぽい感じですか。
田中 ヤングクラシックスってロハスに通じるかもしれないですね。古いモノを大事にすることってエコですしね。
横川 税金も下げて欲しいな(笑)
小倉 結論でましたね。
■「My VW, My Audi」で皆さんの愛車自慢、あるいはフォルクスワーゲン/アウディ各モデルのオーナーズクラブをご紹介させてください!!皆さんのフォルクスワーゲンライフやアウディライフ、愛車とのエピソード、普段フォルクスワーゲンやアウディに乗っていて感じたことや楽しい思い出等、またはオーナーズクラブのイベントや活動の告知、オーナーズクラブメンバーの募集などをご紹介します!!
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