GTIを超えるハイパフォーマンスモデルとして「ゴルフR32」が日本に上陸したのは2003年1月のこと。ゴルフ4のボディに3.2L V6エンジンと6速マニュアル、フルタイム4WDの4MOTIONを搭載したR32は、当初は2ドア、左ハンドル仕様のみの設定でしたが、2003年5月には右ハンドルの4ドアが追加され、フォルクスワーゲンの新たなスポーツモデルとしてそのポジションを確かなものにしていきます。
その後、2005年にはゴルフ5版のR32が登場。そして、2010年には2.0 TSIエンジンを搭載した「ゴルフR」が発売されます。さらに、2014年には現行型のゴルフRがデビューしました。
そんなゴルフR32やゴルフRのオーナーが集うのが「VW Golf R32オーナーズクラブ(VWR32OC)」です。
VWR32OCは2004年の発足。当初は3〜4人からのスタートでしたが、現在は「みんカラ」のグループとして約180人のメンバーが参加しています。
「いまだにゴルフ4のオーナーが一番多いですね。あとはゴルフ5、6、7の順。変わったところではニュービートルRSiのオーナーもいます」とは代表のmotoさん。メンバーは、長い間、ゴルフ4のR32を乗り続けている人がいる一方、ゴルフ4からゴルフ7のRに買い替える人や、ゴルフ5からゴルフ4に逆戻りする人などさまざまです。
「最初は"クルマの集まり"という色合いが強かったんですが、最近は飲み会やスキーツアーなどで交流を図っています」(motoさん)というVWR32OCですが、年に1度、海外からパーツを共同購入したり、各地のイベントに参加するなど、その活動は続いています。
今回のVolkswagen Fest 2015にも延べ30人ほどが参加し、親交を深めていました。「R32を長く乗りたい」「R32は手放せない」というオーナーが多いだけに、VWR32OCの活動はこれからも長く続きそうです。
■関連リンク
・VW Golf R32オーナーズクラブ(みんカラグループ)
(Text by S.Ubukata)