さて、少々遠回りをしましたが、ここからがメンテナンスメニューの本題です。







今回、アドニスさんでお願いしたメニューはいつものように
1.下回りのマシ締め
2.ブレーキのエア抜き
3.アライメントのチェック(今回は調整不要でした)
4.オイルのチェック
5.ブレーキパッドの交換
6.おまけで右側ドアのアンカー調整

レース前ではないのでブレーキフルードやオイルの交換はしませんでした。タイヤは普段の街乗り用からレース用のセットへの交換は自分でちゃちゃっと済ませておいてから行きました。ただ、このSタイヤ、昨年の筑波でのレースでリアタイヤは4戦、フロントタイヤは2戦(しかも真夏)使いたおしたために全体的にもう磨耗が進んでしまい、たぶん今回の走行会で使い切って終わり、左側にいたってはすでに危険なほど削れてしまっていたので回転方向を無視して左右入替えて履くことにしました。そんな、タイヤのグリップのない状態だったので、その状態を逆手にとって前々から試してみたかったことをやることにしました。

ここで二つ目の「鍵」
【本当にノーマルパッドで筑波サーキットを走ることはできないの?】

試してみたかったこととは「ノーマルブレーキパッドで走行会を走りきることができるのか?走ったらどういう状態になるのか?変化の具合はどうなのか?」ということでした。






街乗りでは「マーヴェラス」のダストの出ないパッドを使っているため、ちょうどノーマルパッドが1セット余っていました。ほとんどの方がそうだと思いますが、普段は当たり前のように、サーキット走行前はスポーツパッドなりレース用パッドなりを使ってしまっていますが、ノーマルのポテンシャルも気になっていたのです。言われてみると皆さんも気になったりしませんか?ただ、メカニカル的に素人の僕が勝手な判断でやるのは危険なのでアドニスさんに相談の上で、今回は条件も揃っていたのでノーマルパッドを試すことにしました。条件とは、2月ということで気温も路面温度も低いこと、タイヤのグリップがほとんど無いのでブレーキへの負担が少ないこと、走行時間が15分×3本だったことです。

今の時期にノーマルパッドやグリップの低いタイヤで走ることは、実は自分自身のトレーニング方法として有意義で効率の良いトレーニングだと僕は思っています。無理が利かないのでスムースな荷重移動を行わなければいけませんし、やはりブレーキの制動距離の変化やフェードは早くなるので、その変化を感じ取りブレーキングポイントを修正していかなくてはならないので短時間で多くのトレーニングができるからです。

果たして2/11に行われたGOLF Cup 走行会での結果はどうだったのか?ノーマルパッドはサーキットでどれだけ使えるのか?無事に帰ってこられたのか?等々をGOLF Cup 「レースクラス」の報告も併せて報告していきたいと持っています。




次回は走行会レポートです。ぜひ楽しみにお待ち下さい!