いよいよやってきました、開幕戦の「岡山」!!








今シーズンは全3戦しかないので、1レースでもポイントを取り損ねると挽回するのはかなり難しい状況に追い込まれます。「岡山国際サーキット」は三年ぶりだから・・・というような言い訳は通用しません。久しぶりでもなんでも3位以内に入らなければ、シリーズランキング3位以内は厳しくなります。「岡山国際サーキット」は好きなコースの一つなので、久しぶりのコース、そしてレースを楽しみつつも、必ず表彰台に上ることを心に強く持って岡山に向かいました。

普段あまり長距離を走らない僕は、たまには土日ETC割引の恩恵にあずかろうと、往きだけは頑張って岡山に自走で向かいました。直で岡山まではさすがにしんどいので、とりあえずは大阪の茨木市の友人宅まで。金曜日の夕方5時半頃に都内を出発、厚木あたりから雨が降り出す中を走り続け、浜名湖PAにて一旦休憩がてら夕食をとりました。その後、順調に渋滞も無く走り続け、伊勢湾道路や新名神を通り11時45分に桂川PAに到着。時間を確認しながら、時計が0時を回り日付が土曜日に変わって10分後に吹田インターを抜けると、バッチリ予定通りに東京~吹田間を2150円(途中、割引適用外の区間もあるため)で行くことができました (笑)GTIは割りと燃費もいいため大阪まで無給油で行くことができました。ガソリン代を含めてもトータルで約9000円。経費節減に頑張った甲斐がありました。

高校からの親友夫婦と久しぶりの再会を楽しむも、翌日の岡山入りのためすぐに就寝。わずかな睡眠時間をとり、翌日は朝6時半に茨木駅で、やはり高校からの親友二人と待ち合わせをし、一泊させてもらった友人のプジョー505(そうとうの旧車エンスー!)と二台に乗り分け、四人で「岡山国際サーキット」へ向かいました。遠いところのサーキットに行くのは大変ですが、その地方その地方にいる、ふだんはなかなか逢えない友人たちに逢うことができるのも全国を転戦するGTIカップの、僕にとっては大切な楽しみの一つでもあるのです。

途中、中国自動車道で偶然にわが「ヴェンチュラーチーム」の積載車と遭遇!予定通りに朝9時過ぎにサーキットに到着しました。久しぶりの岡山は、今回がまだ四回目だというのに何故か空気感がしっくりときます。過去良いレースばかりをしてこれたサーキットなので、やはりなんとなく波長があうのでしょう。今回は高校からの友人たちも観戦に来てくれ気持ちもリラックスできているし、車のコンディションも良い。ヴェンチュラーチームの雰囲気も相変わらずいい。遠く東京から応援してくれている多くの関係者の皆さんや三丁目のみんな、そして家族も(たぶん、笑)います。その上、今回は超スーパーアドバイザー(今はまだお名前は言えません)がアドバイスをしてくださっているので、なんとしても結果を出さなくてはなりません!

はやる気持ちを抑えつつ、とりあえず荷物を降ろし、タイヤを履き替え、リアシート座面脇にあるエアバックのカプラーを外します。その後、VTA事務局の人がOBDポートから診断機をつなぎエアバックをキャンセルしてくれ準備完了。











10時30分からのフリー走行1本目に臨みました。
まずは、ゆっくりとコースの確認をします。
入り口は少しきつめながら出口はゆるくなる1コーナー。そのあと左にゆるく長くターンしていくウィリアムズコーナーは不安定な挙動になりやすいにもかかわらずエスケープゾーンがせまいため、このサーキットの中ではちょっと怖いコーナー。ゆるく左・右と全開で下って行ったあとの一番標高の低いアットウッドコーナーを抜け、駆け上がっていくとバックストレートに続きます。長いバックストレートを少し下りながらフルブレーキングでヘアピンを回り、少し上って下り始めたところに直角に左にターンするリボルバーコーナー、さらに左にターンするパイパーコナー(この二つはリズムに乗れると、とても気持ちの良いコーナー)を抜けると短いストレートになります。その後、左・右とヘアピンをクリアしたと一瞬のアクセルオフだけで全開でターンできるマイクナイトコーナーから最終コーナーを抜けてホームストレートにつながります。マイクナイトから最終コーナーはタイム短縮につながる大切なコーナーです。

一通り確認が終わりペースアップ。過去の記憶からすると、どうもうまく走れないのは最終コーナーだけだと思っていたのですが、いきなり1コーナーがうまく曲れません。アンダーばかりが出てしまいます。アットウッドコーナーも得意なはずだったのにいまいちしっくりこない。さらに、気持ちよく回れて楽しかったはずのリボルバーコーナーもクリップにつけません。不安だったはずの最終コーナーは全く問題なくクリアしてしまい、なんだかリズムがつかめないままに1本目が終ってしました。なんだか調子が上がらないにもかかわらず、三年前の予選のベストラップより1秒も速かったのです。多少なりともパワーが上がっていた恩恵もあるのでしょう。


(続く)