空港からほど近い会場にズラッと並べられた新型ポロは、僕の目にとても見魅力的に映った。女性的な優しさを感じさせていた先代MC前のモデルや、ゴテッとしたMC後のモデルと比べると顔つきはかなりスッキリしている。ゴルフ6にも通じる直線基調のグリルは、VWデザインを統括するワルター・デ・シルバの意向が強く反映されたものだが、彼が考えるVWらしさは、僕の考えるVWらしさと見事にオーバーラップする。一時期、VWは「エモーション・イン・モーション」なるキーワードを好んで使っていたが、VWのエモーションは機能性のなかに存在するべきだと思うのだ。そういう意味で、新型ポロのデザインテイストは「エモーション・イン・ファンクション」というVW伝統を強く感じさせる。
【試乗記】New Polo Impression by 岡崎五朗 - 3へ続く
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(Text: G.OKAZAKI , Photo:  Volkswagen Group Japan)