前回はタイヤパンク編でしたが、今回はバッテリートラブルの対処法をレポートします。便利グッズもご紹介します。
バッテリーの過放電によるトラブルはみなさんも何度か経験したことがありますよね。私ハリーも救援する側としてですが経験しています。
ところがいざそのときとなると、コードの繋ぎ方の順番ってどうだっけ........と、ド忘れすることもありますよね。実はコードの繋ぎ方を誤ると、バッテリーから高い電流が流れてケーブルが破損してしまい、二次被害が発生することがあります。
そこで今回は「バッテリー過放電による救援方法」について、バリー君(ゴルフ7ヴァリアント)のバッテリーが過放電して上がってしまい、"ジャンピングスタート"を行うという想定で、私ハリーが予習してみました。
まずはバッテリーのカバーをめくります(車種によってはカバーがない場合もあります)。そして、バッテリーのプラス端子と、マイナス端子の場所を確認します。
基本的にプラス端子は露出していますが、マイナス端子はカバーが装着されている場合が多いです。写真のとおり、バリー君のゴルフ7バリアントもカバーがついていましたのでプラス、マイナスを間違えにくいですね!
さて、実際にケーブルを繋ぎます! ......その前にケーブルの被膜の破損や断線、バッテリーの端子を挟むクリップ部分が壊れていないか確認してから使いましょう。
まずは救援車のエンジンをオフにします。そして、バッテリーが上がった車のプラス端子を赤いケーブルのクリップを使って繋ぎます。取れないようにしっかり端子をクリップで挟みましょう。次に救援車のプラス端子に同じように赤いケーブルを接続します。
今度はマイナスを繋ぎます。【その1】とは逆で、先に救援車のマイナス端子に黒いケーブルを接続し、最後にバッテリーが上がった車のエンジンルームの金属部分に繋ぎます。
ここで気をつけるのが、マイナスにつながっているケーブルをバッテリー上がりの車に繋げるときは、ボティの金属部分に繋げることです。
今回バリー君の(ゴルフ7ヴァリアント)には写真のとおり、マイナス端子の横に金属部分が露出していました。またマイナス端子のカバーには、繋げる場所がどこか分かりやすいようにイラストが書いてあるので、間違えにくいと思いました! 車種によっては、写真のような金属部分がない場合もありますので、事前にどこに繋ぐのか確認しておくと良いかもしれません。
無事にケーブルが接続されたら、救援車のエンジンを始動。救援車のエンジンの回転数を少し高めに保ちます。その後バッテリー上がりの車のエンジンの始動を試みます。エンジンが始動できれば、先ほどとは逆の順番でケーブルを外していきます
もし、エンジンが始動できない場合はバッテリー上がりだけでなく別の原因でエンジンが始動できない可能性もありますので、その場合はロードサービスや、フォルクスワーゲンエマージェンシーアシスタンスを利用しましょう。
今回実践してみて、ケーブルを繋ぐ順番がうろ覚えだったこともあり、予行練習をしてよかったと思いました! パンクのときも同じですが、事前に確認したりやってみると、いざというときに慌てることなく対応できるので、夏のドライブの前にご自身で確認しておくことをオススメします。
次回は、愛車を大事にされるのにかかせない「洗車」についてです。洗車の仕方が自己流だった私ハリーに洗車のプロがバリー君を綺麗にする方法を教えてくださいましたので、そのレポートをお送りします!
ここでは、今回のような緊急事態にあると便利グッズを2つご紹介します!
見た目がスマートフォンの充電器にも似てますが、これはバッテリーを充電してくれるグッズなんです! これで救援車がいない時でも、自力でバッテリーに電気を共有できます。大きさも小さいのでラゲッジルームに入れておいても良いかもしれません。
もう一つは、「m+ Warning Triangle」で、三角停止表示板です。この三角停止板はフォルクスワーゲン車のほとんどの車のリアゲートに収納ができるサイズで、バリー君にも写真とおりピッタリはまりました。
なお、今回のようにトラブルが発生した場合は必ず三角停止表示板を車の後方に設置し、車が停止しているのをわかるようにしましょうね。
(Text by Harry / Photos by S.Ubukata)