ゴルフGTEはフォルクスワーゲン初のプラグインハイブリッドというのが一番のハイライトですが、このCar-Net e-Remote(以下、e-Remoteサービス)が使えるというのもハイライトのひとつです。実際、
スマホ(私の場合はiPhone)にe-Remoteのアプリをダウンロードして起動し、ログインしてクルマを選ぶと、左下のような画面が表示されます。
まずは「車両」のボタンを押してみると、走行データが表示されました。走行ごとに、距離、時間、平均速度がわかるようになっています。棒グラフを押すと最新のデータ以外にもアクセスできるんですが、燃費や電費が表示されないのが惜しいところです。ぜひ、アップデートで表示できるようにしてほしいものです(技術的に難しいのでしょうか??)。
車両のメニューではその画面下に「走行データ」に加えて「ドア&ライト」、「ステータス」、「駐車位置」のタブが表示されています。ここを押すとそれぞれの情報を見ることができます。
左下の写真は「ドア&ライト」。ドアがロックされているかどうか、ドアが開いているかどうか、そして、ライトの消し忘れがないかどうかが確認できます。ただ、ロックされていないとしても、e-Remoteで施錠することはできませんし、反対にロックを解除することもできません。あくまで確認だけ......。
リモート操作ができると、それはそれでいろいろと問題がありありそうですが、鍵の閉め忘れくらいはフォローできてもいいのではないでしょうか? また、リモート操作でヘッドライトが点灯できると、広い駐車場で自分のクルマを見つけるときに役立つと思うのですが、いかがでしょう?
右下の写真は「駐車位置」。クルマの停車位置が地図上に表示されます。クルマをどこに停めたか思い出せないときや、あるいは盗難などで移動された場合に役に立ちそうです。
そして左下の写真が現在の車両の状態です。バッテリーの残量やオドメーターの距離がわかります。
一方、「eマネージャー」ではスマホの操作で充電を開始したり、エアコンを作動させることが可能です。右下の写真は「エアコン」の画面。このときは、停車中のゴルフGTEのエアコンは動いていませんが、e-Remoteを使うと遠隔操作でエアコンをオンにすることができるんです!
これなら、キャビンが暑くなっている夏の日や、シートが冷えている冬の日でも、室内をあらかじめ快適な温度にしておくことが可能。しかも、エアコンを使うためにエンジンをアイドリングする必要がありませんので、これはぜひ使いたい機能ですね!
正直なところ、一部物足りないところもありますが、そのあたりはプログラム次第というところなので、今後のバージョンアップに期待。それから、現時点ではApple Watchに対応していませんが、そう遠くない将来、Apple Watchで簡単に操作できるようになると信じています(笑)
(Text by S.Ubukata)