スポーティなドライビングを楽しむフォルクスワーゲンオーナーにとって、常に気になる存在なのがミシュランのスポーツタイヤ「PILOT SPORT」です。
そのPILOT SPORTにニューフェイスの「PILOT SPORT 4」が加わりました。サイズは17〜18インチで、ゴルフに適合する225/45R17と225/40R18が用意されることから、とくにGTIやRのオーナーのなかには、次の履き替え候補として検討している人も多いはずです。
それだけに私としても興味津々でしたが、今回、日本ミシュランタイヤからメディア向けに試乗用タイヤを提供していただけるというので、私のゴルフGTEで試してみることにしました。
ゴルフGTEに装着したのは、DCC付きモデルに標準装着されるのと同じサイズの225/40R18。スピードレンジは92Yで、エクストラロード(XL)タイプです。これに
さっそく試乗......といきたいところですが、その前にPILOT SPORT 4の特徴を紹介しておきましょう。
ミシュランのサマータイヤには、スポーツタイヤの「Pilot Super Sport」「Pilot Sport 3」、コンフォートタイヤの「Primacy 3」、スタンダードタイヤの「ENERGY SAVER+」などがあり、PILOT SPORT 4はスポーツタイヤの最新モデルになります。
プレスリリースによれば、PILOT SPORT 4はモーター駆動のレーシングカーが公道で競う「フォーミュラE」で培った技術を市販タイヤにフィードバックすることで、「ウェットやドライ路面での走行性能の向上と高いハンドリング・高速安定性を確保し、直感的なスポー ツドライビング体験を提供することを目標に開発」したスポーツタイヤ......だそうです。ターゲットは「高揚感が得られるダイナミックなドライビングを愉しむ人」です。
その実現のために、レースタイヤのトレッドパターンに倣った「ウルトラ・リアクティブ・トレッドパターン」を採用。トレッド面に対する溝の割合を抑えることで広い接地面を実現し、高いグリップ力を得るのだといいます。
そうなると心配なのがウェットグリップですが、PILOT SPORT 4では、4本のストレートグルーブや、横方向の排水性を高める「アンチ・サーフ・システム」、新コンパウンドなどにより、ウェットグリップを確保しています。
一方、ハンドリング性能やコントロール性能を高めるために、「ハイブリッド・アラミド/ナイロンベルト」を採用して走行中のトレッド面を安定させ、路面への密着を高めます。さらに、「ダイナミック・レスポンス・テクノロジー」によって応答性を向上させたといいます。
サイドウォールのデザインにもこだわり、「ベルベット加工」を施すことでコントラストのある鮮明なサイドウォールを実現しました。
こういった特徴を持つPILOT SPORT 4を、さまざまなシチュエーションでじっくりと試してみようと思っています。
こういった特徴を持つPILOT SPORT 4を、さまざまなシチュエーションでじっくりと試してみようと思っています。
(Text by S.Ubukata)