8speed ニュースでもお伝えしました、元レーシングドライバーでモータージャーナリストの太田哲也氏が校長を務める「Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Volkswagen」が千葉県の袖ヶ浦フォレスト・レースウェイにて開催されました。今回相棒であるバリー君とともに参加してきました!
今回の参加したのは「アドバンスレッスン」クラス。安全運転に関する座学のほか、先導車付きのサーキット走行と2本のフリー走行で充実した1日を過ごすことができましたよ。
受付を済ませたら、サーキット走行に向けてクルマを準備します。
さて、早速座学がスタート。今回は太田哲也校長のほか、"砂子塾長"こと砂子智彦氏、齋藤慎輔氏の3名から講義を受けました。このスクールが単にサーキットを速く走るためのものではなく、「injured ZERO」を掲げて、公道における事故ゼロを目指していることがわかりました。
まず、太田校長より日本での交通事故に関する現状の説明があり、なかでも歩行者と車両との交通事故が世界で一番多いということに衝撃を受けながら、なぜ事故が起きてしまうのか、走行中のクルマがどのような力が働いているかなどが話題に。
続いて、齋藤講師よりクルマの動きの特徴について講義があり、実際に自分の意思とは違う動きをしてしまう仕組みについて解説がありました。そして、砂子講師からはサーキットでの走行の仕方やアクセル/ブレーキの使い方などの説明が。
さらにこの日は、フォルクスワーゲン グループ ジャパン広報部の池畑さんより、フォルクスワーゲンが提唱している「Think People.」というスローガンのもと、フォルクスワーゲンの安全装備について説明がありました。
普段なかなか聞く機会がない、安全運転を行うためのクルマの特徴や動きをプロの方々から教えていただく機会は非常に貴重だと感じました。また、クルマが楽しい物でありながら、使い方や判断を誤ると凶器へと変わってしまうことを認識しました。
さて、午後はいよいよサーキット走行です。午前中、砂子講師が話していたクリッピングポイントを狙った走りのコツを思い出しながら、まずは講師陣の運転するクルマに同乗し走行ラインを確認します。今回はゴルフRやゴルフGTE、パサートGTEに同乗することができ、サーキットでの刺激のある走行も同時に楽しめました。私ハリーはゴルフGTEに同乗し、GTEならではのガソリンエンジンと電気モーターが融合したパワフルな走行を味わせていただきました!
同乗走行も終わり、いよいよフリー走行へと移ります。出場者のクルマを見ると......やはりゴルフGTIやRが目立ちますが、バリー君と同じ1.4TSIエンジンを搭載したクルマも多く、無理なく楽しく無事故で走行することを意識しながらいざスタート。
富士スピードウェイに比べると1周の距離は短いのですが、2本のフリー走行で改めて1.4 TSIエンジンであってもパワフルな運転を楽しむことができました。リヤがハッチバック車に比べて大きいヴァリアントの特徴を生かして、カーブも安定して走行できました。そしてもう一つ。先日導入したCPM STAGE 4のセッティングがとても素晴らしく、富士スピードウェイでの走行に比べてかなりの安定したコーナリングやストレートでの車両の安定性が感じられました。特にコーナーが多い袖ヶ浦フォレストウェイでのコースではかなり効果があり、自分の意図している走行ができました。このCPMについては長期レポートとして次回じっくりお伝えします。
また、走行中に感じたのは......タイヤのグリップ力。以前の走行に比べて明らかにグリップ力が低下していて、そろそろ交換時期を迎えそうです。日常での運転でも磨耗したタイヤは大変危険なので、タイヤ選びについてもじっくり調べてみたいと思います。
ちなみにフリー走行の1本目と2本目の間に、出場者の走行を見た砂子講師からアドバイスがありました。特にクリッピングポイント(わかりやすくコーンが立っています)に向かうまでのクルマの向きをどうすれば良いかなど、出場者の方々からも多くの質問が。私ハリーも非常に勉強になりました!
毎日何気なく運転しているクルマですが、改めて安全運転を行うための知識やテクニックを知ることができた「Tetsuya OTA ENJOY&SAFETY DRIVING LESSON with Volkswagen」。まさに楽しく安全に1日を満喫することができました! ちなみに今回はアドバンスコースを受講しましたが、より安全運転の走行テクニックを受講できるベーシックコースもあるので、サーキット走行はちょっと......でも安全運転の知識や講義を受講してみたい! と思う方は、こちらを選択されても良いかもしれません。
さて、次回は先日装着したCPM STAGE 4のセッティングについて長期レポートをお伝えします。毎日の走行だけでなく伊豆天城のワインディングロード、そして今回のサーキット走行で非常に楽しく運転できたのは、このパーツのおかげかもしれません。装着後のレポートはすでに行いましたが、あえて少し時間が経過してどういう印象だったかをレポートしますので、お楽しみに!
◎取材協力
株式会社スポーツドライビングジャパン
http://sportsdriving.jp/
(Text by Harry / Photos by H.Uemura)