ホテルやショッピングセンターなどではいまや当たり前になったEV充電器。ゴルフGTEの充電に対応する普通充電器もあちこちで見かけます。
自宅近くのショッピングセンター「Ario」にも70基以上の普通充電器があり、買い物で長時間滞在するときなど、ついでに充電するにはとても重宝しています。
ここで問題になるのが利用料金の支払い。有料充電サービスの場合、その多くがNCS(日本充電サービス)のネットワークにつながっているので、ここのカードを手に入れれば簡単に済みます。自動車メーカーやインポーターがユーザー向けにカードを発行している場合もあります。残念ながら、いまのところフォルクスワーゲンにはそういったサービスがありませんが......。
となると、何らかのカードを手に入れなければなりません。普通充電だけで良ければ、こんなカードがあります。
NCSカード(普通充電器用) | おでかけCard(レギュラー) | |
発行手数料 | 1,400円 | 1,000円 |
月会費 | 1,400円 | 2,500円 |
充電器利用料 | 1分あたり2.5円 | 無料(使い放題) |
ふたつを比較すると、NCSカードは月会費は安いものの、充電したぶんだけ追加の利用料が発生します。440分の利用で1,100円になりますので、1カ月に8時間以上利用するなら、おでかけCardがお得......という計算になります。
一方、私のように外ではあまり充電しない(家でも充電してませんが......)者は、利用の有無にかかわらず発生する月会費が無駄なものと思えてしまって、いまだにどちらのカードも手に入れずじまい。さいわいNCSネットワークでは「ビジター充電」という方法が用意されており、スマホで取得したパスワードを使って充電することが可能です。ただ、その際にいちいちクレジットカード情報を入力する必要があって面倒ですし、充電料金も割高になる傾向です。
「もっと簡単に安く充電できるといいのに......」と思っていたところ、電子マネーの「nanaco」による決済がスタートしました!
nanacoの場合、入会手続きや月会費が不要。利用料金は200Vの普通充電で1時間あたり120円。NCSカードはいうまでもなく、月に20時間くらいまでならおでかけCardよりも安上がりです。
料金は前払いになりますが、もし充電が早めに終わったり、早めに切り上げても、残り時間が次回に繰り越されるというのもうれしいところです。
実際に使ってみましたが、nanacoカードを機械にかざすだけで簡単に充電器が利用できました。これは便利!
いまのところ、利用できる施設はセブン&アイ・ホールディングスグループの「Ario」や「イトーヨカドー」などが中心ですが、その他の施設にも拡大していくということですから、今後、私のゴルフGTEも充電の機会が増えそうです。
(Text by S.Ubukata)
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