先日、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)の「Car-Net体験会」に参加、最新のDiscover Proに搭載されているネット接続機能をチェックしました!
ご存じのとおり、フォルクスワーゲンでは、スマートフォンなどと連携してクルマをネットに接続し、さまざまな情報を取得するサービスを「
Guide & Informは、スマートフォンなどのテザリング機能を使って純正ナビゲーションシステム「Discover Pro」を専用サーバーに接続することにより、交通情報を取得したり、Googleにより施設検索を行ったりする機能です。

また、App-Connectは、iOS用の「CarPlay」、Android用の「Android Auto」、「Mirror Link」により、スマートフォンの各種機能が利用できるサービスです。

そして、e-Remoteは、プラグインハイブリッド車やEVの情報をスマートフォンやPCで入手したり、充電の管理などができる機能です。

VGJによれば、現時点で全モデルの5割超がGuide & Informに、また、約9割がApp-Connectに対応しているということです。2016年12月にもCar-Net体験会が開催されましたが、そのときにはGuide & Informが4割、App-Connectが8割のモデルに対応ということでしたので、その後もジワジワと対応モデルが拡大しているのがわかります。

今回の体験会では、Guide & Informの機能をチェックしました。

Guide & Informのおもな機能は次のとおり。

・オンライン施設検索......目的地をGoogleで検索
・オンライン施設ボイス検索......「オンライン施設検索」を音声で行う機能
・オンライン目的地インポート......PCやスマホアプリで検索した目的地をクルマにインポート
・オンラインVICS交通情報......オンラインで日本全国の交通情報を入手
・ガソリンスタンド......近くのガソリンスタンドをオンラインで検索。ハイオクガソリンの価格表示
・駐車場......リアルタイムに駐車場の満空情報を入手
・天気......現在地や目的地の天気予報
・ニュース......最新のニュースを表示
・ビークルヘルスレポート......車両の状態がPCなどでチェック可能
・オンラインGracenote......音楽の曲名やカバーアートなどをオンラインで入手

といったところです。

実際にGuide & Informを使ってみた様子はこちらのレポートをご覧いただくとして、重宝するのがオンライン施設検索とオンライン施設ボイス検索。Discover Proにデータが収録されていない新スポットも検索できますし、たとえば「近くのコーヒーシップ」や「たいやき」「キャベ玉ラーメン」といったキーワードでも施設検索が可能。オンライン施設ボイス検索なら、音声入力で目的地が見つかりますので、走行中でも安全に目的地設定できます。

ちなみに、「ゴルフGTIクラブスポーツ ストリートエディション」に搭載されるDiscover Proは、App-Connectには対応しているものの、Guide & Informにはギリギリ非対応。とはいっても、ハードウェア自体はGuide & Informに対応しているようですので、有償でもかまいませんからDiscover Proのバージョンアップをお願いしたいところです。

同じような思いのオーナーさんは少なくないのでは? 顧客満足度向上のためにも、VGJさん、バージョンアッププログラムなんていかがでしょうか?

(Text by S.Ubukata)