取材したのは「ゴルフ7.5R」と「ゴルフGTIクラブスポーツ」の2台です。カスタマイズの内容は以前の記事をご覧いただくとして、私としては、Racingline Japan仕様のゴルフGTIクラブスポーツが気になってしかたありません(笑)
実は私のゴルフGTIクラブスポーツにも、「Racingline Performance Parts」の人気パーツがいくつか装着されています。
こちらが愛車のエンジンルーム。「R600コールドエア・インテーク」「ターボインレットホース」が装着されているのが、すぐにわかるはずです。
さらに、見えない場所に、「ハイフローターボインレット90」と「ターボマフラーデリート」が付いています。
個人的に一番気に入っているのが、下の写真(左)のターボマフラーデリートです。
写真右が、ターボチャージャーのコンプレッサー出口に標準で装着されている「ターボマフラー」。パイプの横に穴があり、これがターボから発生するノイズを消すのですが、代わりに空気の流れが乱れるので、ターボのレスポンスが乱れるそうです。
そこで、消音機能をなくして、空気の流れをスムーズにするのがターボマフラーデリートです。アクセルペダルを踏んだときの「シュー」という音がよく聞こえます(笑) といっても、全然、不快ではありません。一方、ターボのレスポンスは目に見えて向上していますので、ゴルフGTIやRなどのターボエンジンを低価格でレスポンス向上するには、見逃せないアイテムです。
Racingline JapanのゴルフGTIクラブスポーツでは、これら"インテーク4点セット"に加えて、「カップエディション リヤエキゾーストシステム」とハイフローキャタライザー付きの「フロントエキゾーストシステム」が装着され、さらに、現在開発中のECUプログラム「OEM+」がインストールされていました。
短時間ですが運転した印象は......ウチのゴルフGTIクラブスポーツとはまるで別モノでした! とにかく低回転からトルクが太くて、2Lエンジンとは思えないほど力強い。そして、アクセルペダルを踏み込んでみると、加速が圧倒的で、状況によっては加速途中でもホイールスピンするほどの大トルクです。それでいて扱いにくさがないのは、さすがというところです。
ノーマルでもパワーに不満はありませんでしたが、この速さは実に魅力的です。これならゴルフRに負けないかも(笑)
(Text by S.Ubukata / Photos by S.Ubukata, W.Tamura)