iPhoneユーザーのなかには、この日がくるのを待ちわびていた人は少なくないはずです。ついに「Apple CarPlay」で、Googleマップが使えるようになりました!
CarPlayは、iPhoneをカーオーディオやカーナビにつないで、iPhoneのアプリをインフォテインメントで利用できるというもの。フォルクスワーゲン純正インフォテインメント「Composition Media」や「Discover Pro」の最新版でも、この便利な機能が利用できます。

とはいっても、使えるアプリは限られていて、これまで地図アプリはAppleの「マップ」しか使えませんでした。ところが、iOSが12にバージョンアップしたのにあわせて、他社製の地図アプリが利用できるようになったのです。

さっそく、Googleがこれに対応し、同社の「Googleマップ」アプリが使えるようになりました。

そこで私もiPhoneのOSを12にバージョンアップし、さらに、Googleマップもバージョン5.0に。


そして、愛車のゴルフGTI ClubsportにiPhoneを接続してCarPlayを起動すると、Googleマップのアイコンが表示されました。


Googleマップのアイコンをタッチすれば、このようにDiscover Proのディスプレイに地図が表示されます。iPhoneよりも画面が大きく、また、レイアウトも変更されているため、見やすいですね!


画面にタッチし、「目的地を追加」を選ぶとこんなメニューが。


音声入力に対応しているので、行きたい場所やお店なの名前などを話せば、簡単に目的地が検索できます。


たとえば、恒例の(!?)「うえむらや」を検索すると、このとおり(笑)


Discover Proと比べると機能は簡素ですが、ルート案内は十分実用的で、地図の無償更新期間が過ぎた後も安心して使えそう(笑)

一方、ナビゲーション機能がないComposition Mediaを使っている人はかなり重宝すると思いますし、これならDiscover Proがなくても、そう不自由しないかもしれません。

たとえば、いま話題の「ティグアン」の場合、エントリーグレードの「コンフォートライン」にはDiscover Proが標準装着されませんが、ナビはCarPlayのGoogleマップにまかせ、オプションは「アップグレードパッケージ」のみ......みたいな構成にすると、ティグアンが身近になるかもしれませんね!

(Text by S.Ubukata)